2026年11月4日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|ポーランド
ポーランドには医学部が39校あります(2026/27 年度・保健大臣の規則の募集の上限)。英語で学べるのは17校・年 1,838席。日本国籍でも、ポーランド語の試験・研修(staż)・LEK(医師の最終試験)を終えれば、ポーランドで医師として登録できる国です(医師法 第7条)。そのかわり、英語の課程で学んでも医師として働く言葉はポーランド語です。全39校を、2027年入学の公式の資料で比べました。
各校の公式の資料で確かめた値です。数字には年度があります。席は 2026/27 年度の保健大臣の規則の英語の課程の上限。細かい条件と出典は、学校の名前から1校ずつのページへ。
| 学校 | 英語の席 | 選び方 | 試験・面接 | 学費(英語の課程) | ECFMG の印 |
|---|---|---|---|---|---|
| ワルシャワ医科大学 | 170 | 高校の理科の成績 20%+能力試験 80%(2027/28) | 能力試験(英語・80問・オンライン)。外国人は UCAT などの点で代えられる | 年 €18,800(2026/27) | あり |
| ヤギェウォ大学 医学カレッジ(クラクフ) | 120 | 入試の点だけで合否(生物か物理と化学の履修が条件) | 100問・180分・オンライン(2027年6月5日) | 年 €16,000(2026/27) | あり |
| グダニスク医科大学 | 72 | 高校の成績 60+筆記 60+面接 10(IB は面接だけ) | 生物・化学の筆記と英語の面接(遠隔もありうる) | 年 64,200 PLN(2026/27) | あり |
| ポズナン医科大学 | 220 | 理科の成績+入試と面接 | 理科60問+教授の面接(対面だけ・バンコク・ソウル・ニューデリーなど) | 1〜2年 年 71,000 PLN・3〜6年 年 85,750 PLN(2026/27) | あり |
| ウッチ医科大学 | 104 | 理科2科目の成績で書類→口頭の入試 | オンラインの口頭30分(32点満点で18点以上) | 1年 €15,100・2〜6年 €14,900(2026年入学) | あり |
| ルブリン医科大学 | 200 | 書類の点+英語の面接+筆記(2026/27) | 英語の面接と筆記の試験 | 年 18,240 USD(2026/27) | あり |
| ビャウィストク医科大学 | 126 | 理科2科目の成績(合計100点以上)+面接 | オンラインの面接(2026/27 は年19回) | 1年 €15,100(4〜6年は上がる・2026/27) | あり |
| シレジア医科大学(カトヴィツェ) | 160 | 生物を含む理科2科目の成績で書類だけ(足りない人は口頭の試験) | 書類(口頭の試験はオンライン) | 年 65,500 PLN(2026/27) | あり |
| ヴロツワフ医科大学 | 140 | 生物と化学・数学・物理の1科目の成績だけ(上級は1.5倍) | なし(OECD の国の書類) | 年 67,900 PLN(2026/27) | あり |
| ポモージェ医科大学(シュチェチン) | 120 | 理科2科目の成績で順位(2026/27) | なし(2026/27 の案内) | 1〜3年 €14,500・4〜5年 €14,000・6年 €10,000(2026/27) | あり |
| ニコラウス・コペルニクス大学 コレギウム・メディクム(ビドゴシュチュ) | 96 | 入試だけ(高校の成績は点にしない) | オンラインの英語の筆記(理科・50点)と口頭(75点) | 1学期 31,500 PLN・在学中は同じ(2026/27) | あり |
| ヴァルミア・マズーリ大学(オルシュティン) | 100 | A-Level 3科目か IB の点(日本の高校は能力試験の見込み) | 英語の能力試験(生物と化学か物理)。MCAT・UCAT などでも可 | 1学期 31,500 PLN(2026/27・大学の頁で食い違いあり) | あり |
| ヤン・コハノフスキ大学(キェルツェ) | 50 | 生物か化学(9割)と物理か数学(1割)の成績・最低40点 | 成績の順位(日程の表に入学試験の日もある) | 年 €12,500(2026/27) | あり |
| ジェシュフ大学 | 40 | 理科2科目の成績だけ | なし(OECD の国の書類・IB・A-Level) | 課程全体 €87,000(2026/27 入学) | あり |
| アンジェイ・フリチ・モジェフスキ クラクフ大学(私立) | 40 | 理科1科目の成績(換算の決まりは未公開) | EU の外の書類の人はオンラインの一般の知識の試験 | 年 €15,000・在学中は同じ(2026/27) | あり |
| アカデミア・シロンスカ(カトヴィツェ・私立) | 60 | 理科2科目の成績(無い科目は試験) | 成績の順位 | 1〜2年 €7,200/学期から上がる(2026/27) | あり |
| WSB アカデミー(ドンブロヴァ・グルニチャ・私立) | 20 | オンラインの入学試験と面接 | オンラインの試験(42点満点で24点以上)+面接 | 月 €1,430 から上がる(2026/27) | なし |
授業はポーランド語です。日本国籍の人が入るには、ポーランド語 B2 以上の証明が要り、学費を払います(ポーランド語を外国語として学んだ国の証明で C1 以上を持つ人などは学費が要らない=高等教育法 第324条2項)。医学をポーランド国民だけに限る学校(ビドゴシュチュ工科・SAN)と、外国人の席を設けない学校(シェドルツェ・2026/27)があります。医学だけポーランド語 C1 を求める学校(ジェロナ・グラ・ワザルスキ)もあります。始まった年は WDOMS の「教え始めた年」(WDOMS に載らない2校は大学と PKA の資料)。
| 学校 | 町 | 医学を始めた年 | ポーランド語・全日制の席 | 認証(PKA)の評価 | WDOMS・ECFMG の印 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジェロナ・グラ大学 | ジェロナ・グラ | 2015 | 90 | 肯定(2022。2020年は効力を縮めた肯定) | 載る・ECFMG の印あり |
| オポーレ大学 | オポーレ | 2017 | 120 | 肯定(2025。一度効力2年→願い出で6年まで) | 載る・ECFMG の印あり |
| ラドム大学(カジミェシュ・プワスキ記念) | ラドム | 2017 | 120 | 肯定(2023。2019年は否定) | 載る・ECFMG の印あり |
| カルディナル・ステファン・ヴィシンスキ大学(UKSW) | ワルシャワ | 2019 | 70 | 肯定(2026。2021年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ヤン・ドゥウゴシュ大学(チェンストホヴァ) | チェンストホヴァ | 2022 | 60 | 効力2年の肯定(2024) | 載る・ECFMG の印なし |
| カリシュ大学 | カリシュ | 2023 | 60 | 肯定(2026。2024年は効力2年の肯定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ヨハネ・パウロ2世ルブリン・カトリック大学(KUL) | ルブリン | 2023 | 80 | 肯定(2025・初めての評価) | 載る・ECFMG の印なし |
| マゾフシェ・アカデミー(プウォツク) | プウォツク | 2023 | 96 | 肯定(2025・初めての評価) | 載る・ECFMG の印なし |
| シェドルツェ大学 | シェドルツェ | 2023 | 45 | 効力2年の肯定(2025。2024年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ヴロツワフ工科大学 | ヴロツワフ | 2023 | 120 | 肯定(2025。2024年は効力2年の肯定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ワルシャワ大学 医学部 | ワルシャワ | 2023 | 60 | 肯定(2025・初めての評価) | 載る・ECFMG の印なし |
| タルヌフ・アカデミー | タルヌフ | 2024 | 60 | 肯定(2025・初めての評価) | 載る・ECFMG の印なし |
| ビドゴシュチュ工科大学 医学部 | ビドゴシュチュ | 2024 | 75 | 肯定(2025・初めての評価) | 載る・ECFMG の印なし |
| ノヴィ・ソンチ応用科学アカデミー | ノヴィ・ソンチ | 2023 | 45 | 効力1年の肯定(2026。2024・2025年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ノヴィ・タルク応用科学アカデミー | ノヴィ・タルク | 2023 | 45 | 効力1年の肯定(2026。2024・2025年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| アダム・ミツキェヴィチ大学 ピワ分校 | ピワ | 2026 | 60 | 課程の評価は無い(課程を作る申請には否定の意見) | 載らない |
| ワザルスキ大学(私立) | ワルシャワ | 2017 | 120(外国人の席 10) | 肯定(2023。2021年は効力2年の肯定) | 載る・ECFMG の印あり |
| マリア・スクウォドフスカ=キュリー医科大学(私立) | ワルシャワ | 2020 | 200 | 肯定(2024。2022年は効力2年の肯定) | 載る・ECFMG の印なし |
| 医学・社会応用科学アカデミー(AMiSNS・私立) | エルブロンク | 2022 | 95(外国人の席 5) | 効力2年の肯定(2025。2024年も効力2年の肯定) | 載る・ECFMG の印なし |
| ミェシュコ1世公ポズナン医学応用科学アカデミー(私立) | ポズナン | 2023 | 30(外国人の席 10) | 効力2年の肯定(2025。2024年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| 社会科学アカデミー(SAN・私立) | ウッチ | 2023 | 50 | 肯定(2025・願い出で効力6年まで。2024年は否定) | 載る・ECFMG の印なし |
| 社会・メディア文化アカデミー(AKSiM・私立) | トルン | 2023 | 80 | 肯定(2025) | 載らない |
| 段 | 中身 | 法令 |
|---|---|---|
| 在学中 | 英語の課程の中のポーランド語の授業(学校により 0〜360時間)。自分でも臨床で使える水準まで上げる | — |
| 10学期を終えたら | LEK を受けられる(200問の5択・最高点の56%以上で合格・年2回・英語で学んだ人は英語でも可) | 医師法 第14a条・第14d条・第14e条・第5条4項 |
| 卒業 | 学位(lekarz)。ポーランド語以外で学んだ人は最高医師会のポーランド語の試験を受ける | 第7条3項 |
| 研修 | 地区医師会から研修のための診療の権利を受けて、12か月以上の研修(3月か10月に始まる・期限付きの雇用契約)。または英語の課程の人は大学病院の6か月の研修(保健大臣の決定) | 第7条2項・第15条・第15a条・第15p条 |
| 本登録 | ポーランド語・研修・LEK がそろえば、地区医師会が診療の権利(本登録)を与える | 第7条1項 |
| 在留と就労 | ポーランドの大学の卒業生は就労許可なしで働ける(在留の許可は別に要る)。卒業の直後に職探しの一時滞在の許可(9か月・1回) | 外国人の就労の条件の法律 第3条5項3号・外国人法 第186条1項6号 |
ほかの国へは「ポーランドの学位だから」では進めない
日本語の留学の案内で見かける言い方を、公式の資料で確かめました(案内した会社・サイトの名前は出しません)。
| よく見る言い方 | 実際は | 判定 |
|---|---|---|
| ポーランドの医学部は WFME の認証済み | WFME が認めているのは、ポーランドの認証機関 PKA(2025年9月の決定)。学校の評価は PKA が1校ずつ出し、2024〜2025年に否定の評価を受けた新しい学校もある | 誤解を招く |
| EU 基準の学位なので、EU 27か国で医師になれる | EU の自動承認は EU の加盟国の国民の仕組み。日本国籍の人は、EU の長期居住者になるまで行き先の国の審査。どの国でもその国の言葉が要る | 誤解を招く |
| 卒業すれば日本でも働ける | 日本で働くには、厚労省の受験資格の認定(本試験か予備試験)と、日本の医師国家試験の合格が必ず要る | 誤り |
| 大学の予備コースを1年で終えて入学するのが一般的 | ワルシャワ医科大学の予備の課程の窓口は、入学は大学の入試の結果と成績で決まり、窓口は審査にかかわらないと書く。ウッチの PREMED も修了で入学は保証されない | 誤解を招く |
| 卒業後はアメリカ・イギリスの医師国家試験に挑戦できる | 米国は ECFMG の印がある学校(39校のうち20校)なら ECFMG の認定に出せる。英国の研修医の席ではポーランドの学校の卒業生は優先されない。「試験を受けられる」と「研修医になれる」は別 | 一部正しい |
どの学校も、出願の前に確かめること
入学の条件・学費・卒業後にどの国で医師になれるか・南数塾の出口戦略を、1校ずつまとめました。
なれます。EU の外の国籍の人も、ポーランドの大学の学位・ポーランド語の試験・12か月以上の研修・LEK の合格で、地区医師会から診療の権利を受けられます(医師法 第7条)。研修はポーランド国民と同じ決まりで行います。ただし、英語の課程の人は研修の前にポーランド語の試験に受かる必要があります。
17校です(2026/27 年度の保健大臣の規則で英語の課程の募集の上限がある学校)。席は全部で年 1,838。多いのはポズナン医科大学 220・ルブリン医科大学 200・ワルシャワ医科大学 170・シレジア医科大学 160 です。
ポーランドの大学を英語で卒業した人は、英語でも受けられます(医師法 第5条4項)。2026年に英語で受けた人は、春 334人が受けて 273人合格、秋 178人が受けて 129人合格でした(CEM)。
厚労省が1人ずつ審査します。本試験の認定には、その国の医師免許(ポーランドでは研修と LEK を終えて受ける診療の権利)が要ります。免許が無ければ予備試験の道です。学校ごとにまとめて認めることはしません。
2026年11月4日時点の情報です。このページの内容は、2026年11月4日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。