2026年10月10日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
フランスの学校ガイド
Baccalauréat(バカロレア・bac)は、フランスの Lycée(リセ)の課程の終わりに受ける国の試験です。このページは、一般の課程(voie générale)の Baccalauréat général について、Première と Terminale の 2 年間で何をどの重みで受けるかを、1 枚で見られるようにまとめました。名前の似た国際バカロレア(IB)とは別の試験です。
フランスの課程で学ぶお子さまへ
Lycée は Seconde・Première・Terminale の 3 学年です。Baccalauréat の点になるのは、後ろの 2 年(Première と Terminale)です。一般の課程(voie générale)と技術の課程(voie technologique)があり、このページは一般の課程について書いています。[1]
点は 2 つの部分からできています。1 つは、国が同じ問題で行う学年末の試験で、全体の 60% です。もう 1 つは、Première と Terminale の学校での成績(平常の成績・contrôle continu)で、全体の 40% です。1 つ 1 つの点に重み(係数・coefficient)が付き、必修の科目の重みを合わせると 100 になります。どの科目も 20 点満点なので、全体は 2,000 点満点です。[1]
国際バカロレア(IB)とはちがう試験です
一般の課程では、専門科目を自分で選びます。Première で 3 つ、Terminale ではそのうち 2 つを続けます。
| フランス語の名前 | 日本語にすると |
|---|---|
| Mathématiques | 数学[1] |
| Physique-chimie | 物理・化学[1] |
| Sciences de la vie et de la Terre(SVT) | 生物・地学[1] |
| Numérique et sciences informatiques(NSI) | 情報[1] |
| Sciences de l'ingénieur(SI) | 工学[1] |
| Sciences économiques et sociales(SES) | 経済・社会[1] |
| Histoire-géographie, géopolitique et sciences politiques(HGGSP) | 歴史地理・地政学・政治学[1] |
| Humanités, littérature et philosophie(HLP) | 人文・文学・哲学[1] |
| Langues, littératures et cultures étrangères et régionales(LLCER) | 外国と地域の言語・文学・文化[1] |
| Littérature et langues et cultures de l'Antiquité(LLCA) | 古典の文学・言語・文化[1] |
| Arts | 芸術[1] |
| Éducation physique, pratiques et culture sportives(EPPCS) | 体育・スポーツの実技と文化[1] |
| Biologie-écologie | 生物・生態(農業系の Lycée だけ)[1] |
日本語は南数塾の訳で、公式の訳ではありません。どの専門科目を開いているかは、学校ごとにちがいます。
Première の終わりに 3 つ、Terminale の終わりに 4 つ受けます。
| 学年 | 試験 | 形と時間 | 重み |
|---|---|---|---|
| Première | フランス語の筆記 | 筆記・4 時間 | 5[2][1] |
| Première | フランス語の口頭 | 口頭・準備 30 分のあと 20 分 | 5[2][1] |
| Première | 数学の先行試験 | 筆記・2 時間・電卓なし | 2[3][1] |
| Terminale | 哲学(philosophie) | 筆記・4 時間 | 8[6][1] |
| Terminale | 専門科目 1 | 科目ごとにちがう(数学は筆記・4 時間) | 16[1][7] |
| Terminale | 専門科目 2 | 科目ごとにちがう | 16[1] |
| Terminale | Grand oral(口頭の発表) | 口頭・準備 20 分のあと 20 分 | 8[4] |
| 合計 | — | — | 60[1] |
Première の終わりに受けた試験の点は、次の年(Terminale の年)の Baccalauréat の点に入ります。
学年末の試験がない科目は、学校での 1 年間の平均が点になります。
| 科目 | Première | Terminale | 合計 |
|---|---|---|---|
| Première でやめる専門科目 | 8 | — | 8[1] |
| 歴史地理(histoire-géographie) | 3 | 3 | 6[1] |
| 第 1 外国語(LVA) | 3 | 3 | 6[1] |
| 第 2 外国語(LVB) | 3 | 3 | 6[1] |
| 科学(enseignement scientifique) | 3 | 3 | 6[1] |
| 体育(EPS) | — | 6 | 6[1] |
| 公民(EMC) | 1 | 1 | 2[1] |
| 合計 | 21 | 19 | 40[1] |
フランス語と哲学は、学年末の試験で点が付くので、この表には入りません。
| 区分 | 科目 | 点(20 点満点) | 重み | 点 × 重み |
|---|---|---|---|---|
| 試験 | フランス語の筆記 | 11 | 5 | 55 |
| 試験 | フランス語の口頭 | 13 | 5 | 65 |
| 試験 | 数学の先行試験 | 15 | 2 | 30 |
| 試験 | 哲学 | 10 | 8 | 80 |
| 試験 | 専門科目 1(数学) | 14 | 16 | 224 |
| 試験 | 専門科目 2(物理・化学) | 13 | 16 | 208 |
| 試験 | Grand oral | 14 | 8 | 112 |
| 平常 | Première でやめた専門科目 | 13 | 8 | 104 |
| 平常 | 歴史地理 | 12 | 6 | 72 |
| 平常 | 第 1 外国語 | 15 | 6 | 90 |
| 平常 | 第 2 外国語 | 14 | 6 | 84 |
| 平常 | 科学 | 13 | 6 | 78 |
| 平常 | 体育 | 15 | 6 | 90 |
| 平常 | 公民 | 14 | 2 | 28 |
| 合計 | — | — | 100 | 1,320 |
この例は、出し方を示すために南数塾が作った数字です。実際の生徒の点ではありません。平常の成績は、分かりやすいように 2 年間を同じ点にしてあります。
この例では、1,320 ÷ 100 = 13.2 が最後の平均です。10 点以上なので合格です。専門科目 2 つだけで重みが 32 あり、ここでの 1 点の差が、全体の平均を 0.32 点動かします。
Terminale の終わりに受ける口頭の試験です。2027年の回から、決まりが書き直されました。
フランス本国の日程です。フランス国外の会場は、日程がちがうことがあります。
6 月 14 日
哲学(Terminale)
午前。[5]
6 月 15 日
フランス語の筆記(Première)
8:00〜12:00。[5]
6 月 16・17・18 日
専門科目の筆記(Terminale)
どれも午前。[5]
6 月 21 日
数学の先行試験(Première)
8:00〜10:00。[5]
6 月 21 日〜7 月 2 日
Grand oral(Terminale)
日は地域ごとに決まります。[5]
6 月 21 日〜7 月 9 日
フランス語の口頭(Première)
日は地域ごとに決まります。[5]
7 月 6 日から
結果の発表[5]
7 月 9 日まで
追試(rattrapage)[5]
フランス国外にある Baccalauréat の試験会場は、フランス国内の学区(académie)に割り当てられています。2026年の回の割り当て表では、日本の会場はモンペリエの学区の担当でした。お子さまの学校の日程は、在籍校の案内で確かめてください。[13]
一般の課程の Baccalauréat に、外国の言語と文化の学習を加えた形です。日本語も対象の言語に入っています。
日本語のセクションがどの学校にあるか、日本語の課程でどの作品を読むかは、このページでは確かめていません。学校と、フランス国民教育省の公式の情報で確かめてください。
ここからは、公式の決まりではなく、南数塾の考えです。
Seconde
専門科目を決める
Première で学ぶ 3 つを決める学年です。進みたい分野から逆に考え、数学を取るかどうかを早めに話し合います。フランス語は、文学の文章を読んで書く量を増やします。
Première
平常の成績が点になり始める。6 月に 3 つの試験
この年の成績から、Baccalauréat の点に入ります。学年の終わりに、フランス語の筆記と口頭、数学の先行試験があります。合わせて重み 12 です。
Terminale の前半
続ける 2 つの専門科目に集中する
専門科目 2 つで重み 32 です。進学の出願の書類にも、Première と Terminale の成績が使われます。
Terminale の 6 月
哲学・専門科目・Grand oral
哲学と専門科目の筆記のあとに、Grand oral があります。問い 2 つは、専門科目の先生と早めに決めます。
南数塾では、Lycée の数学(専門科目まで)と、Première のフランス語を、フランス語の授業で 1 対 1 で教えています。専門科目の選び方も、相談できます。数学は「バカロレアの数学」、フランス語は「バカロレアのフランス語」のページに、試験の形をまとめています。
フランスの Lycée(高校)の課程の終わりに受ける国の試験です。一般の課程(Baccalauréat général)では、学年末の試験が 60%、Première と Terminale の平常の成績が 40% で、20 点満点の平均が 10 点以上で合格です。
別のものです。Baccalauréat はフランスの国の課程の試験で、国際バカロレア(IB)は別の課程です。科目も点の出し方もちがいます。
Première の終わりに、フランス語の筆記と口頭、数学の先行試験を受けます。Terminale の終わりに、哲学、専門科目 2 つ、Grand oral を受けます。2027年の回のフランス本国の日程は、哲学が 6 月 14 日、専門科目が 6 月 16〜18 日です。
一般の課程では、フランス語の筆記 5・口頭 5、数学の先行試験 2、哲学 8、専門科目 16 ずつ、Grand oral 8 で、試験の合計が 60 です。平常の成績は、Première でやめる専門科目 8、歴史地理・外国語 2 つ・科学・体育が 6 ずつ、公民 2 で、合計 40 です。
一般の課程では、Première で 3 つ、Terminale ではそのうち 2 つを続けます。Terminale で続ける 2 つは、学年末の試験で重み 16 ずつです。Première でやめる 1 つは、Première の成績が重み 8 で入ります。
Terminale の終わりの口頭の試験です。自分の 2 つの専門科目にもとづく問いを 2 つ用意し、審査が選んだ 1 つについて、10 分の発表と 10 分の質問に答えます。準備は 20 分、重みは 2027年の回から 8 です。
平均が 8 点以上 10 点未満なら、口頭の追試(rattrapage)を受けられます。8 点に届かない場合は、追試を受けられません。
baccalauréat français international の略で、一般の課程の Baccalauréat に、外国の言語と文化の学習を加えた形です。対象の言語に日本語が入っています。どの学校に日本語のセクションがあるかは、学校と公式の情報で確かめてください。
フランス国外にも試験会場があり、フランス国内の学区に割り当てられています。2026年の回の割り当て表では、日本の会場はモンペリエの学区の担当でした。日程は本国とちがうことがあるので、在籍校の案内で確かめてください。
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2026年10月10日に各出典を確認して整理しました。試験の形・日程・課程は年ごとに変わります。正しい情報は、必ずフランス国民教育省・Service Public(フランス政府の案内)と、在籍校の案内で確認してください。「南数塾の見方」「準備の目安」と書いた節は、公式の決まりではなく、南数塾の考えです。