2026年10月10日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
フランスの学校ガイド
Brevet(ブルヴェ)は、フランスの Collège(コレージュ)の最後の学年で受ける国の試験です。2026年の回から点の出し方が変わり、2027年の回からは試験の決まりがもう一度書き直されました。このページでは、だれがいつ受けるか、5 つの試験の形、点の出し方、評価、日程、フランス国外で受ける場合、家庭でできる準備を、官報で確かめた順に整理します。
フランスの課程で学ぶお子さまへ
正式な名前は diplôme national du brevet で、DNB と略します。
Brevet は、Collège の終わりまでに身につけた知識と力を見る、国の試験です。Collège の最後の学年(3e・トロワジエム)の終わりに受けます。合否は、審査(jury)が決めます。[1]
Brevet を取れたかどうかは、3e のあとに上の学年へ進めるかどうかの条件ではありません。日本の高校入試のように、合否で次の学校へ進めるかどうかが決まる試験とは、役割がちがいます。[1]
2027年の回からの決まりです。重み(係数・coefficient)の合計は 10 です。
| 試験 | 時間 | 重み | 中身と配点 |
|---|---|---|---|
| フランス語(français) | 3 時間 | 2 | 文章の読み取りと文法 50 点、書き取り(dictée)10 点、作文(rédaction)40 点。合わせて 100 点を、20 点満点に直す[4] |
| 数学(mathématiques) | 2 時間 | 2 | 第 1 部は 20 分・6 点・電卓なし。第 2 部は 1 時間 40 分・14 点・電卓あり[4] |
| 歴史地理(histoire-géographie) | 公民と合わせて 2 時間 | 1.5 | 資料の読み取り 15 点、まとまった文章と図 25 点。合わせて 40 点を、20 点満点に直す[4] |
| 公民(enseignement moral et civique・EMC) | 上の 2 時間の中 | 0.5 | 場面や資料をもとに、問いに文章で答える。20 点満点[4] |
| 理科(sciences) | 1 時間(30 分ずつ 2 つ) | 2 | 物理・化学、生物・地学(SVT)、技術(technologie)の 3 つのうち 2 つ。10 点ずつで 20 点満点[4] |
| 口頭(soutenance) | 15 分 | 2 | 話す力 8 点、内容 12 点で 20 点満点[4] |
2027年の回から、Brevet のどの試験でも、フランス語を正しく書く力に 2 点以上が割り当てられます。数学では、第 2 部の 14 点のうち 2 点が、考え方の分かりやすさと、ことばの正しさに付きます。理科では 20 点のうち 2 点(1 科目に 1 点)です。見られるのは次の 4 つです。[6][4][7]
学校に在籍する生徒だけが受けます。自分が取り組んだことを発表し、質問に答えます。
2026年の回から、この出し方になりました。
| 試験 | 点(20 点満点) | 重み | 点 × 重み |
|---|---|---|---|
| フランス語 | 11 | 2 | 22 |
| 数学 | 14 | 2 | 28 |
| 歴史地理 | 12 | 1.5 | 18 |
| 公民 | 13 | 0.5 | 6.5 |
| 理科 | 12 | 2 | 24 |
| 口頭 | 15 | 2 | 30 |
| 合計 | — | 10 | 128.5 |
この例は、出し方を示すために南数塾が作った数字です。実際の生徒の点ではありません。
この例では、試験の平均は 128.5 ÷ 10 = 12.85 です。3e の平常の成績の平均が 13.2 なら、最後の平均は 12.85 × 0.6 + 13.2 × 0.4 = 7.71 + 5.28 = 12.99 です。10 点以上なので取得、12 点以上なので評価は assez bien になります。端数の扱いは、公式の決まりで確かめてください。
フランス本国(とレユニオン・マヨット)の日程です。時刻はパリの時刻です。
4 月 15 日〜筆記の最後の日
口頭の試験(soutenance)
在籍校が日を決めて行います。[4]
6 月 24 日(木)
フランス語
8:00〜9:30 に、文章の読み取りと文法・書き取り(dictée)。9:45〜11:15 に、作文(rédaction)。[5]
6 月 25 日(金)
歴史地理と公民
8:00〜10:00。[5]
6 月 28 日(月)
理科と数学
8:00〜9:00 に理科、10:00〜12:00 に数学。[5]
6 月 29 日(火)
外国語の筆記
学校に在籍しない受験者だけが受けます。8:00〜9:30。[5]
2026年の回の筆記は 6 月 26 日・29 日・30 日で、やむをえない理由で受けられなかった生徒のための代わりの回は 9 月 10 日・11 日でした。[2]
フランス国外にも Brevet の会場があります。日程は、国によってフランス本国とちがいます。
決まりの中で、家でフランス語を使わない家庭に関わりの深い点です。
5e
フランス語で読む量と、計算の土台
学校の教科書と本を、フランス語で読む時間を毎週決めます。数学は、分数・正負の数・文字式の計算を、電卓なしで正しくできるようにします。
4e
書く練習を始める
理科や歴史地理の答えを、ひとことではなく文で書く練習を始めます。書き取り(dictée)は、短い文章で週に 1 回ほど続けます。数学は、タレスの定理・三平方の定理・比例と割合を固めます。
3e の 9 月〜
毎回のテストが点になる
3e の成績が 4 割になるので、学校のテストごとに復習します。苦手な科目を 1 つ残すと、平均に響きます。
3e の 1 月〜
試験の形で解く
数学は、第 1 部(20 分・電卓なし)と第 2 部(1 時間 40 分)に分けて、時間を計って解きます。フランス語は、読み取り・書き取り・作文を、本番と同じ順に通します。
3e の 4 月〜
口頭の準備
題材を決め、5 分の発表を声に出して練習します。質問に答える練習も、家族や先生を相手に行います。
南数塾では、数学とフランス語を、フランス語の授業で 1 対 1 で教えています。数学の出題の分析は「Brevet(DNB)の数学」のページに、フランス語の試験の形は「Brevet(DNB)のフランス語」のページにまとめています。
| フランス語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| diplôme national du brevet(DNB) | ディプロム・ナシオナル・デュ・ブルヴェ | Brevet の正式な名前 |
| épreuve | エプルーヴ | 試験(1 つ 1 つの科目の試験) |
| épreuves terminales | エプルーヴ・テルミナル | 学年の終わりに受ける試験 |
| contrôle continu | コントロール・コンティニュ | 平常の成績 |
| coefficient | コエフィシアン | 重み(係数) |
| mention | マンシオン | 評価(assez bien・bien・très bien) |
| soutenance | ストゥナンス | 口頭の発表の試験 |
| série générale/série professionnelle | セリ・ジェネラル/セリ・プロフェシオネル | 一般の系列/職業の系列 |
| candidat scolaire/candidat individuel | カンディダ・スコレール/カンディダ・アンディヴィデュエル | 学校に在籍する受験者/それ以外の受験者 |
| session de remplacement | セシオン・ドゥ・ランプラスマン | 受けられなかった生徒のための代わりの回 |
| jury | ジュリ | 合否を決める審査 |
| automatismes | オトマティスム | 数学の第 1 部で問われる、すばやくできるべき基本 |
フランスの Collège(中学校)の最後の学年(3e)で受ける国の試験です。正式な名前は diplôme national du brevet で、DNB と略します。学年末の 5 つの試験と、3e の 1 年間の成績で決まります。
Collège の最後の学年(3e)の終わりです。2027年の回の筆記は、フランス本国では 6 月 24 日・25 日・28 日です。フランス国外の会場は日程がちがうので、在籍校の案内で確かめてください。
試験 60%・平常の成績 40% で出した最後の平均が、20 点中 10 点以上で取得です。12 点以上で assez bien、14 点以上で bien、16 点以上で très bien の評価が付きます。
全体の 40% です。3e で学ぶ必修の科目すべての年間の平均を出し、その平均を平均します。科目の重みはどれも同じです。
フランス国民教育省の案内では、Brevet を取れたかどうかは、3e のあとに上の学年へ進む条件ではありません。進む先の決まり方は、在籍校に確かめてください。
ちがいます。800 点満点で、平常の成績と試験が半分ずつだったのは、2025年の回までです。2026年の回から、試験 60%・平常の成績 40% で、20 点満点の平均で出すようになりました。
2027年の回からの決まりでは、第 1 部(20 分・6 点)は電卓なし、第 2 部(1 時間 40 分・14 点)は電卓ありです。電卓を使えるのは第 2 部だけです。
フランス語の試験の作文(rédaction)の時間は、フランス語の辞書か 2 か国語の辞書を見られます。辞書は自分で持って行きます。フランスに来たばかりの生徒には別の特例があるので、在籍校に確かめてください。
自分が学校で取り組んだ題材を 1 つ選び、約 5 分の発表をして、約 10 分の質問に答えます。3 人までのグループでも受けられます。話す力に 8 点、内容に 12 点が付きます。
フランス国外にも試験の会場があります。国外の会場で受ける生徒は、Collège の段階について国の認定を受けたフランスの学校で試験を受けます。日程はフランス本国とちがうので、在籍校の案内で確かめてください。
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2026年10月10日に各出典を確認して整理しました。試験の形・日程・課程は年ごとに変わります。正しい情報は、必ずフランス国民教育省・Service Public(フランス政府の案内)と、在籍校の案内で確認してください。「南数塾の見方」「準備の目安」と書いた節は、公式の決まりではなく、南数塾の考えです。