2026年10月23日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|選ぶ前に
海外の医学部を勧める案内には、「日本の医師になれる」「EU のどこでも働ける」と読める言葉がよく出てきます。厚生労働省も、受験資格が得られると示して外国の医学校への入学を勧める広告に注意を呼びかけています。よく見る言い方を5つの型に分けて、公式の決まりでは実際にどうなっているかを並べました。

| よく見る言い方 | 実際は | 確かめること |
|---|---|---|
| ① 卒業すれば日本の医師国家試験を受けられる | 受験資格は、卒業したあとに1人ずつ審査して決まる。学校ごとにまとめて認めることはない | 本試験と予備試験のどちらの道になるか |
| ② 卒業生は全員が受験資格を取得・取得率○% | 過去の結果は、これからの審査の約束にならない。基準は改正されることがある | 何人のうちの数字か、いつの数字か、出典は何か |
| ③ EU医師免許・ヨーロッパ全域で認められる | EU の資格の自動承認は、加盟国の国民が対象。日本国籍にはそのままは当てはまらない | その国で、日本国籍の人が医師として登録できるか |
| ④ WHO 認定の医学部 | いまの名簿(WDOMS)は WFME と FAIMER が作っていて、載っていること=認定ではない | WDOMS の学校のページと、その国の政府の認定 |
| ⑤ 公式代理店・大学公認・日本代表事務局 | 大学との取り決めの話で、日本の受験資格や医師免許とは別のこと | 大学の公式サイトで、その会社が案内されているか |
外国の医学部を出た人が日本の医師国家試験を受けるには、厚生労働大臣の受験資格の認定が要ります。厚生労働省は、申請があったあとに、申請した人の能力と受けた教育を1人ずつ審査し、外国の医学校に対して卒業生の受験資格を一律に認定することはないと書いています。そのうえで、そうした学校を卒業しても受験資格が認められない場合がある、と注意しています。
「本試験の受験資格を前提に」と書いてあったら
数字を見たら聞くこと
EU には、医師の資格を加盟国どうしで自動で認め合う決まり(指令 2005/36/EC)があります。ただし、この指令が対象にしているのは加盟国の国民です(第2条1項)。日本国籍の人は、EU の長期居住者の資格を得たときに、資格の承認で国民と同じ扱いになります(指令 2003/109/EC 第11条)。
南数塾を含め、どの相談先にも、契約の前に次のことを聞いてください。答えを文書でもらえるかも大事です。
南数塾の考え方
ありません。厚生労働省は、外国の医学校に対して卒業生の受験資格を一律に認定することはない、と書いています。受験資格は、卒業したあとに申請した人を1人ずつ審査して決まります。
日本国籍の人には、そのままは当てはまりません。EU の資格の自動承認は加盟国の国民が対象です。国ごとの言葉の試験や、外国籍の登録の制限もあります。
載っていることは、日本の受験資格の条件の1つにすぎず、認定や教育の質の保証でもありません。ほかの条件(年数・時間数・その国の医師免許など)を合わせて確かめてください。
2026年10月23日時点の情報です。このページの内容は、2026年10月23日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。