2026年10月10日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
フランスの学校ガイド
Brevet(DNB)の数学は、2026年の回から 2 部に分かれました。このページでは、新しい形を公式の案内で確かめたうえで、南数塾が教材づくりのために読んだ過去問 34 回分の出題の数を、単元ごと・型ごとにまとめました。数は南数塾が読んで数えたもので、公式の統計ではありません。調べ方と、分からなかったことも書いています。
フランスの課程で学ぶお子さまへ
フランス政府の案内(Service Public)で確かめた形です。
南数塾は、2026年6月15日のアジアの会場の問題を、APMEP(フランスの数学教員の協会)が打ち直した版で読みました。この版に書いてあったことは次のとおりです。[2]
| 部分 | 配点 | 扱われた単元 |
|---|---|---|
| 第 1 部(小問 9 つ) | 6 点 | 累乗、文字式、空間図形、約数と倍数、比例と割合、確率、三角形の角の和、資料の整理 |
| 第 2 部 大問 1 | 2.5 点 | 2 つの料金をくらべる(関数・方程式) |
| 第 2 部 大問 2 | 3 点 | 立体の問題(三平方の定理・タレスの定理・体積) |
| 第 2 部 大問 3 | 4 点 | 2 つの計算の手順(文字式・方程式・表計算の式) |
| 第 2 部 大問 4 | 2.5 点 | 角とプログラム(Scratch) |
単元の分け方は、南数塾の教材の章立てによるものです。問題の文と図は載せていません。
数を読む前に、調べ方と限界を先に書きます。
34 回のうち、その単元の大問があった回の数です。
| 単元 | 出た回(34 回のうち) | アジア(11 回のうち) | 本国(23 回のうち) | 大問の数 |
|---|---|---|---|---|
| 比例・割合・速さ | 34 回 | 11 回 | 23 回 | 93 題 |
| 関数(比例の関数・一次関数) | 34 回 | 11 回 | 23 回 | 56 題 |
| 資料の整理(平均・中央値・範囲) | 31 回 | 11 回 | 20 回 | 35 題 |
| タレスの定理と相似 | 31 回 | 10 回 | 21 回 | 38 題 |
| 確率 | 30 回 | 8 回 | 22 回 | 30 題 |
| 三角比 | 23 回 | 6 回 | 17 回 | 23 題 |
2026年の回は、第 1 部(小問の集まり)を 1 題と数えています。三角比は、問題の文が cos・sin・tan の名前を言わないことが多く、解答の文で当たった大問を数えています。
比例・割合・速さと関数は、34 回すべてにありました。資料の整理は、アジアの会場では 11 回すべてにありました。三角比は 3 回に 2 回ほどです。
31 回に 38 題(アジア 11 題・本国 27 題)ありました。日本の「平行線と線分の比」「相似」にあたる単元です。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 長さを求める(入れ子の三角形) | 3 | 13 | 16 |
| 平行であることを自分で言ってから定理を使う | 3 | 9 | 12 |
| 拡大・縮小と面積 | 4 | 7 | 11 |
| 長さを求める(蝶の形) | 3 | 3 | 6 |
| 相似な三角形 | 1 | 5 | 6 |
| 平行でないことを示す(対偶) | 3 | 0 | 3 |
| 平行であることを示す(逆) | 0 | 2 | 2 |
| 縮小と体積 | 0 | 2 | 2 |
23 回に 23 題(アジア 6 題・本国 17 題)ありました。日本の中学校では学ばない内容です。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2 つの辺から角を求める | 4 | 12 | 16 |
| 求めた角を基準の値とくらべる | 0 | 7 | 7 |
| 長さを求める | 1 | 4 | 5 |
| 選択式 | 2 | 2 | 4 |
| 答えが与えられ、そうなることを示す | 1 | 1 | 2 |
| 二等辺三角形を高さで分ける | 0 | 1 | 1 |
30 回に 30 題(アジア 8 題・本国 22 題)ありました。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 玉やルーレットから 1 つを選ぶ | 4 | 13 | 17 |
| さいころや番号と、数の性質 | 2 | 6 | 8 |
| 余事象(起こらない確率) | 0 | 7 | 7 |
| 確率をくらべる・主張が正しいかを判断する | 1 | 5 | 6 |
| プログラム(Scratch など)と確率 | 2 | 2 | 4 |
| 頻度と確率 | 0 | 3 | 3 |
| 2 回の試行(2 つの結果の表) | 0 | 2 | 2 |
いちばん多いのは、玉やルーレットから 1 つを選ぶ型です。余事象を使う型は、本国の回に 7 題ありましたが、アジアの会場の回にはありませんでした。
31 回に 35 題(アジア 12 題・本国 23 題)ありました。アジアの会場では 11 回すべてにありました。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 平均(重みつきの平均をふくむ) | 6 | 14 | 20 |
| 中央値を求める・確かめる・意味を言う | 6 | 12 | 18 |
| 範囲を求める・くらべる | 5 | 10 | 15 |
| グラフや表を読む | 5 | 8 | 13 |
| 「全体の何 % か」を確かめる | 5 | 7 | 12 |
| 表計算の式 | 2 | 8 | 10 |
平均・中央値・範囲の 3 つが中心です。中央値は、求めるだけでなく、値が正しいかを確かめる形や、意味を文で答える形もあります。表計算ソフトのセルに入れる式を答える型は、本国の回に多くありました。
34 回すべてにあり、93 題(アジア 29 題・本国 64 題)でした。6 つの単元の中で、大問の数がいちばん多い単元です。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 単位の換算(時間・体積・速さ) | 11 | 23 | 34 |
| ある量の何 % か・割合 | 6 | 21 | 27 |
| 増減の割合と倍率 | 7 | 15 | 22 |
| 速さ・道のり・時間 | 5 | 12 | 17 |
| 比例の見分けと、比例から残りの値を求める | 3 | 13 | 16 |
| 縮尺・拡大と縮小 | 6 | 8 | 14 |
| 資料を読んで解く長い問題 | 5 | 5 | 10 |
| ほかの量(流量・密度・燃費など) | 3 | 5 | 8 |
| 比(16:9 など) | 2 | 3 | 5 |
単位の換算は 34 題にありました。分を時間に直す、L と cm³ を行き来する、km/h と m/s を直す、といった換算です。「25% 増える」を「1.25 倍する」と言いかえる倍率の考え方は、関数の単元でも使います。
34 回すべてにあり、56 題(アジア 20 題・本国 36 題)でした。56 題のうち 33 題は、型が 2 つ以上ありました。
| 型 | アジア | 本国 | 合計 |
|---|---|---|---|
| グラフや表から値を読む | 7 | 17 | 24 |
| 計算の手順を式にする | 4 | 13 | 17 |
| 表計算の式 | 8 | 8 | 16 |
| 式から値を求める・その値になる x を求める | 5 | 10 | 15 |
| 比例か一次関数かの見分け・式と直線の対応 | 4 | 9 | 13 |
| 百分率の倍率 | 6 以上 | 3 以上 | 9 以上 |
| 料金をくらべる | 2 | 5 | 7 |
| 直線をかく・直線から式を求める | 2 | 3 | 5 |
「百分率の倍率」は、一部の大問をことばの前後だけ読んで数えたので、「以上」と書いています。
「数を 1 つ選ぶ → 3 をたす → 2 倍する」のような計算の手順(programme de calcul)を、文字 x の式に直す型が 17 題ありました。表計算の式を答える型は、アジアの会場と本国で同じ 8 題ずつです。
南数塾は、この読み取りをもとに、単元ごとの教材と、過去問の解説を作っています。過去問の本文と解答は、塾の授業の中だけで使い、このサイトには載せていません。
2 時間です。2026年の回から 2 部に分かれ、第 1 部が 20 分・6 点、第 2 部が 1 時間 40 分・14 点です。
第 1 部(20 分・6 点)は電卓を使わずに解きます。2027年の回からの決まりでは、電卓を使えるのは第 2 部(1 時間 40 分・14 点)だけです。受ける年の決まりは、在籍校の案内でも確かめてください。
南数塾が読んだ 34 回(2016〜2026年)では、比例・割合・速さと関数が 34 回すべてに、資料の整理とタレスの定理・相似が 31 回に、確率が 30 回に、三角比が 23 回にありました。数は南数塾が読んで数えたもので、公式の統計ではありません。
直角三角形の三角比(cos・sin・tan)が Collège の課程に入っています。日本の中学校の学習指導要領には三角比がありません。表計算の式を答える問題や、プログラムを読む問題も出ます。考え方を文章で書くことにも点が付きます。
南数塾が読んだ版では、アジアの会場の回と本国の回は別の問題でした。このページの表は、アジアの会場と本国を分けて数えています。お子さまの学校がどの問題を受けるかは、在籍校に確かめてください。
日本の中学 3 年で学ぶ「平行線と線分の比」にあたります。フランスの課程には、この呼び名はほかの国では使われない、という注があります。
APMEP(フランスの数学教員の協会)が、年ごとの問題と解答を打ち直して公開しています。公式の原本ではないので、解答の書きまちがいがあることもあります。
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2026年10月10日に各出典を確認して整理しました。試験の形・日程・課程は年ごとに変わります。正しい情報は、必ずフランス国民教育省・Service Public(フランス政府の案内)と、在籍校の案内で確認してください。出題の数は、南数塾が APMEP の版を読んで数えたもので、公式の統計ではありません。