2026年10月23日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|日本で医師になる
海外の医学部を出ても、日本の医師免許は自動では出ません。日本で医師になるには、厚生労働大臣の受験資格の認定を受けてから、日本語の医師国家試験に受かる必要があります。認定には、そのまま本試験を受けられる「本試験の認定」と、先に予備試験を受ける「予備試験の認定」の2つがあります。

| 本試験の道 | 予備試験の道 | |
|---|---|---|
| その国の医師免許 | 取っていること | 無くてもよい |
| 医学部の年数と時間 | 6年以上・4,500時間以上(5年でも 5,500時間以上なら可) | 5年以上・専門科目 3,500時間以上 |
| 卒業までの通算の年数 | 18年以上(5年制は17年でも可) | 17年以上 |
| 流れ | 認定 → 医師国家試験 | 認定 → 予備試験(第1部・第2部)→ 1年以上の実地修練 → 医師国家試験 |
どちらも、厚生労働省が1人ずつ審査します。学校ごとにまとめて認めることはしません。南数塾の国のページの Tier では、その国で医師になれる国(Tier 1)が本試験の道、なれない国(Tier 2)が予備試験の道に当たります。
厚生労働省の認定制度のページに載っている基準の表(2024年5月7日の一部改正を受けた版)です。
| 項目 | 本試験の認定 | 予備試験の認定 |
|---|---|---|
| 医学校の入学資格 | 高等学校卒業以上(12年以上) | 同じ |
| 医学校の年数と時間 | 6年以上(進学課程2年以上・専門課程4年以上)の一貫した現代西洋医学の専門教育(4,500時間以上)。5年でも 5,500時間以上なら満たす | 5年以上(専門課程4年以上)・専門科目 3,500時間以上の一貫した現代西洋医学の専門教育 |
| 医学校の卒業までの通算 | 18年以上(5年制の場合は17年でも可) | 17年以上 |
| 医学校の卒業からの年数 | 10年以内(医学教育か医業に就いていた期間を除く) | 同じ |
| 教育の環境 | 大学附属病院・教員の数などが日本の大学とほぼ同じ | 日本の大学より劣っていない |
| その国の政府の判断 | WHO の World Directory of Medical Schools(WDOMS)に原則として載っている | 同じ |
| 卒業後のその国の医師免許 | 取っていること | 取っていなくてもよい |
| 日本語 | 日本の中学校と高等学校を出ていない人は、日本語能力試験 N1 | 同じ |
大学院の修士課程・博士課程などは、医学校の年数と時間に数えません。
| 試験 | 科目 | 令和8年度の日程 |
|---|---|---|
| 第1部(筆記) | 解剖学(組織学を含む)・生理学・生化学・免疫学・薬理学・病理学・法医学・微生物学(寄生虫学を含む)・衛生学(公衆衛生学を含む) | 2026年6月24日(東京都) |
| 第2部 筆記 | 内科学・小児科学・精神科学・外科学・整形外科学・産科婦人科学・皮膚科学・泌尿器科学・耳鼻いんこう科学・眼科学・放射線科学・救急医学(麻酔科学を含む) | 2026年9月29日(東京都) |
| 第2部 実地 | 内科学・外科学・産科婦人科学・小児科学・救急医学(麻酔科学を含む) | 2026年11月5日か6日(東京都) |
第1部に受からないと第2部の筆記を受けられず、第2部の筆記に受からないと実地を受けられません。予備試験に受かったあと、1年以上の診療と公衆衛生の実地修練を経て、医師国家試験を受けます。
通知と基準の表だけでは読み切れない3点を、南数塾が受験資格認定の担当に問い合わせました。どれも今年度の基準での答えで、審査は1人ずつです。
| 問い | 厚生労働省の答え |
|---|---|
| 分校で学んだ場合の「その国の医師免許」の「その国」はどこか | 基本は大学の所在国の免許があるかを確かめる。ある国の大学がほかの国の分校で教え、本校の大学の名で学位を出すなら、学位を出した大学の国でよい |
| 英国の本登録(full registration)のような登録の制度は「医師免許」に当たるか | 証明書などを出せば、免許を持っていると判断される場合がある |
| 時間数に、自習の時間や選択の臨床実習を数えてよいか | 大学が出した履修時間数の書類で見て、現代西洋医学の専門科目かどうかを厚生労働省が判断する。何を数えるかは審査の中身なので答えられない |
| 日本の高校(12年)+5年制・5,500時間以上の医学校で、通算17年は基準を満たすか | 満たす |
海外の分校で学ぶ人にとっての意味
自動では受けられません。厚生労働大臣の受験資格の認定を受ける必要があり、1人ずつの審査です。その国の医師免許があり、年数と時間数などの基準を満たせば本試験、免許が無い場合などは予備試験の道になります。
5年でも 5,500時間以上の一貫した専門教育を受けていれば、年数と時間の基準を満たします。日本の高校を出て5年制の医学校を出た場合、通算17年で基準を満たす、と厚生労働省は答えています(2026年10月23日)。その国の医師免許などのほかの条件も要ります。
予備試験に受かったあと、1年以上の診療と公衆衛生の実地修練を経て、医師国家試験を受けます。国家試験に受かって初めて医師免許を受けられます。
2026年10月23日時点の情報です。このページの内容は、2026年10月23日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。