2026年10月10日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
Brevet の数学・単元ごとの分析|104 回のうち 95 回に出題
文字を使った式を、展開する・まとめる・因数分解する単元です。Brevet では、「数を 1 つ選ぶ → 3 をたす → 2 倍する」のような計算の手順(programme de calcul)の形で出ることが多い単元です。このページでは、南数塾が Brevet の数学の過去問 104 回・2,835 問を 1 問ずつ読んで分けた台帳から、この単元の出題の数・型・難易度をまとめました。数は南数塾が数えたもので、公式の統計ではありません。
フランスの課程で学ぶお子さまへ
南数塾が読んだ 104 回(2016〜2026年・全会場)のうち、この単元の小問があった回と、小問の数です。
104 回のうち 95 回(91%)に、この単元の小問がありました。小問は 249 問で、全部の小問 2,835 問の 8.8% です。19 に分けた単元の中で、小問の数は 3 番目です。この単元の小問がある大問は 116 題でした。[1]
| 年 | 読んだ回 | この単元が出た回 | 小問の数 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 9 回 | 6 回 | 12 問 |
| 2017年 | 11 回 | 10 回 | 21 問 |
| 2018年 | 11 回 | 10 回 | 22 問 |
| 2019年 | 12 回 | 12 回 | 41 問 |
| 2020年 | 5 回 | 5 回 | 17 問 |
| 2021年 | 9 回 | 8 回 | 17 問 |
| 2022年 | 10 回 | 10 回 | 21 問 |
| 2023年 | 9 回 | 9 回 | 20 問 |
| 2024年 | 9 回 | 8 回 | 20 問 |
| 2025年 | 11 回 | 10 回 | 32 問 |
| 2026年 | 8 回 | 7 回 | 26 問 |
2016年は前の課程の最後の年、2017年は配点の形がちがう年です。2020年は、読んだ回が 5 回だけです。2025年の回には、2026年からの形の見本の問題(sujet zéro)2 回をふくみます。
2016〜2020年の 48 回では 43 回(90%)、2021〜2026年の 56 回では 52 回(93%)でした。出る回の割合に、大きな変化はありません。
| 会場 | 読んだ回 | この単元が出た回 |
|---|---|---|
| アジアの会場 | 11 回 | 10 回 |
| フランス本国 | 22 回 | 21 回 |
| そのほかの会場 | 69 回 | 63 回 |
| 見本の問題 | 2 回 | 1 回 |
そのほかの会場は、北アメリカ・南アメリカ・ポリネシア・ニューカレドニア・外国の会場(centres étrangers)などです。お子さまの学校がどの会場の問題を受けるかは、在籍校に確かめてください。
2026年からの形の 10 回(見本の問題 2 回をふくむ)では、8 回にこの単元がありました。第 1 部(電卓なしの短い問い)に 8 問、第 2 部に 21 問です。新しい形の回はまだ少ないので、この数は目安です。
小問を、何をさせる問いかで分けた数です。型の分け方と名前は南数塾が付けたもので、公式の分類ではありません。
| 型 | フランス語での言い方 | 小問の数 | 割合 | 難易度の平均 | 出た年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 計算の手順に数を入れる | Programme de calcul : appliquer à un nombre | 90 問 | 36% | 1.53 | 2016〜2026年 |
| 計算の手順を式で表す | Programme de calcul : expression littérale | 50 問 | 20% | 2.16 | 2017〜2026年 |
| 展開する・まとめる | Développer et réduire | 42 問 | 17% | 1.98 | 2016〜2026年 |
| いつも成り立つかを文字で示す | Prouver qu'une égalité ou une propriété est toujours vraie | 29 問 | 12% | 3.31 | 2016〜2026年 |
| 式の値 | Valeur d'une expression littérale | 15 問 | 6% | 1.93 | 2016〜2026年 |
| 図形や模様の量を式で表す | Exprimer une grandeur en fonction de x ou de n | 13 問 | 5% | 2.15 | 2016〜2026年 |
| 因数分解する | Factoriser | 9 問 | 4% | 2.22 | 2017〜2026年 |
| ことばを文字の式に直す | Traduire une phrase par une expression littérale | 1 問 | 0% | 1.00 | 2026年 |
いちばん多い型は「計算の手順に数を入れる」で、90 問(36%)でした。次が「計算の手順を式で表す」の 50 問です。5 問以上ある型の中で、難易度の平均がいちばん高いのは「いつも成り立つかを文字で示す」(3.31)でした。
難易度は、南数塾が小問 1 つずつに付けた 5 段階の目安です(1 がやさしく、5 がむずかしい)。Brevet の中での物さしで、学年の物さしではありません。
難易度の平均は 2.02 で、全部の小問の平均 2.07 とほぼ同じです。
2025年の回は、選択式や短い問いのならびも「複合」に入っています(寄せ集めの印を付ける前に分けた年のため)。
フランス国民教育省の資料(3e の終わりにできること・学年ごとの進め方)と、cycle 4 の課程の本文をもとに、南数塾のことばでまとめました。課程の文の写しではありません。
cycle 4 の課程は、2026年に新しい版が出ています。学年ごとに順に切り替わるので、お子さまの学年がどちらの版で学んでいるかは、在籍校に確かめてください。この表の「フランスで学ぶ学年」は、それより前からの版の資料によるものです。
問題の文と授業でよく出ることばです。読み方は、カタカナでの目安です。
| フランス語 | 読み方の目安 | 日本語 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| expression littérale | エクスプレシオン・リテラル | 文字式 | 中 1 |
| programme de calcul | プログラム・ドゥ・カルキュル | 計算の手順 | 「数を選ぶ → 3 をたす → …」の形の問題 |
| développer | デヴロペ | 展開する | 中 3「式の展開」 |
| réduire | レデュイール | (同類項を)まとめる | — |
| factoriser/factorisation | ファクトリゼ/ファクトリザシオン | 因数分解する/因数分解 | 中 3 |
| distributivité | ディストリビュティヴィテ | 分配法則 | — |
| double distributivité | ドゥーブル・ディストリビュティヴィテ | 二重の展開 | (a+b)(c+d) の形の、2 つのかっこの展開 |
| identité remarquable | イダンティテ・ルマルカーブル | 乗法公式 | (a+b)² などの 3 つの公式。中 3 |
| facteur commun | ファクトゥール・コマン | 共通因数 | — |
| contre-exemple | コントル・エグザンプル | 反例 | 中 2 |
| pour tout nombre x | プール・トゥー・ノンブル・イクス | どんな数 x についても | この言い方が出たら、文字で示す |
日本語の訳は南数塾によるもので、公式の訳ではありません。ほかの単元のことばは「フランスの数学のことば 日本語との対訳」のページにまとめています。
書き方・ことば・習う順のちがいから来る、つまずきです。
小問の難易度で 3 つの段に分けました。基本は難易度 1、標準は難易度 2、発展は難易度 3〜5 です。
進め方は、南数塾の見方です。お子さまの学校の進み方と、いまの理解に合わせて、順番を決めてください。南数塾では、この単元の説明と練習、過去問を使った演習を、フランス語の授業で 1 対 1 で行っています。
調べ方のくわしい説明と限界は、「Brevet(DNB)の数学」のページの「どう調べたか」に書いています。
南数塾が読んだ 104 回(2016〜2026年・全会場)のうち、95 回(91%)にありました。小問は 249 問で、全部の小問の 8.8% です。数は南数塾が読んで数えたもので、公式の統計ではありません。
「計算の手順に数を入れる」(Programme de calcul : appliquer à un nombre)で、90 問でした。次が「計算の手順を式で表す」の 50 問です。
南数塾が付けた 5 段階の難易度の平均は 2.02 で、全部の小問の平均 2.07 とほぼ同じです。難易度 1 が 64 問、難易度 2 が 131 問、難易度 3 以上が 54 問でした。
南数塾が読んだ新しい形の 10 回(見本の問題 2 回をふくむ)では、8 回にあり、電卓なしの第 1 部に 8 問、第 2 部に 21 問でした。
「数を 1 つ選ぶ → 3 をたす → 結果を 2 倍する」のように、計算の順を文で並べたものです。数を入れて結果を出す問い、式に直す問い、結果から最初の数を求める問いがあります。
développer は「展開する」、factoriser は「因数分解する」です。réduire は、同類項をまとめることです。
計算の中身は重なります。Brevet では、長い計算よりも、計算の手順を式に直すことと、「いつも成り立つ」ことを文字で示すことがよく問われます。
Brevet の数学の文字式・展開と因数分解について相談する
学年・在籍校・いまの成績と、困っていることを伺い、授業の進め方をご案内します。授業はフランス語で行い、保護者への連絡と相談は本部が日本語で行います。料金は、学年・科目・授業時間を伺ったうえでのご相談です。受講のご相談は無料です。
2026年10月10日に各出典を確認して整理しました。試験の形・日程・課程は年ごとに変わります。正しい情報は、必ずフランス国民教育省・Service Public(フランス政府の案内)と、在籍校の案内で確認してください。出題の数・型・難易度は、南数塾が APMEP の版を読んで付けたもので、公式の統計ではありません。