2026年10月10日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
Brevet の数学・単元ごとの分析|104 回のうち 89 回に出題
平行な直線が三角形の辺を同じ比に分ける、という定理です。長さを求める問いと、2 本の直線が平行かどうかを判断する問いがあります。日本の「平行線と線分の比」と「相似」にあたります。このページでは、南数塾が Brevet の数学の過去問 104 回・2,835 問を 1 問ずつ読んで分けた台帳から、この単元の出題の数・型・難易度をまとめました。数は南数塾が数えたもので、公式の統計ではありません。
フランスの課程で学ぶお子さまへ
南数塾が読んだ 104 回(2016〜2026年・全会場)のうち、この単元の小問があった回と、小問の数です。
104 回のうち 89 回(86%)に、この単元の小問がありました。小問は 122 問で、全部の小問 2,835 問の 4.3% です。19 に分けた単元の中で、小問の数は 10 番目です。この単元の小問がある大問は 103 題でした。[1]
| 年 | 読んだ回 | この単元が出た回 | 小問の数 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 9 回 | 7 回 | 9 問 |
| 2017年 | 11 回 | 6 回 | 7 問 |
| 2018年 | 11 回 | 8 回 | 11 問 |
| 2019年 | 12 回 | 11 回 | 22 問 |
| 2020年 | 5 回 | 5 回 | 6 問 |
| 2021年 | 9 回 | 8 回 | 11 問 |
| 2022年 | 10 回 | 9 回 | 12 問 |
| 2023年 | 9 回 | 9 回 | 12 問 |
| 2024年 | 9 回 | 9 回 | 10 問 |
| 2025年 | 11 回 | 11 回 | 15 問 |
| 2026年 | 8 回 | 6 回 | 7 問 |
2016年は前の課程の最後の年、2017年は配点の形がちがう年です。2020年は、読んだ回が 5 回だけです。2025年の回には、2026年からの形の見本の問題(sujet zéro)2 回をふくみます。
2016〜2020年の 48 回では 37 回(77%)、2021〜2026年の 56 回では 52 回(93%)でした。近い年のほうが、出る回の割合が高くなっています。
| 会場 | 読んだ回 | この単元が出た回 |
|---|---|---|
| アジアの会場 | 11 回 | 10 回 |
| フランス本国 | 22 回 | 19 回 |
| そのほかの会場 | 69 回 | 58 回 |
| 見本の問題 | 2 回 | 2 回 |
そのほかの会場は、北アメリカ・南アメリカ・ポリネシア・ニューカレドニア・外国の会場(centres étrangers)などです。お子さまの学校がどの会場の問題を受けるかは、在籍校に確かめてください。
2026年からの形の 10 回(見本の問題 2 回をふくむ)では、8 回にこの単元がありました。第 1 部(電卓なしの短い問い)に 2 問、第 2 部に 7 問です。新しい形の回はまだ少ないので、この数は目安です。
小問を、何をさせる問いかで分けた数です。型の分け方と名前は南数塾が付けたもので、公式の分類ではありません。
| 型 | フランス語での言い方 | 小問の数 | 割合 | 難易度の平均 | 出た年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 長さを求める:入れ子の形 | Calculer une longueur : triangles emboîtés | 52 問 | 43% | 2.88 | 2016〜2026年 |
| 拡大・縮小と面積 | Effet d'un agrandissement sur une aire (k²) | 19 問 | 16% | 2.37 | 2016〜2025年 |
| 長さを求める:蝶の形 | Calculer une longueur : configuration papillon | 16 問 | 13% | 2.69 | 2017〜2026年 |
| 拡大・縮小の比と長さ | Coefficient d'agrandissement ou de réduction | 11 問 | 9% | 2.27 | 2016〜2023年 |
| 平行である(逆) | Droites parallèles : réciproque | 10 問 | 8% | 3.10 | 2016〜2026年 |
| 相似な三角形 | Triangles semblables | 8 問 | 7% | 3.13 | 2018〜2026年 |
| 平行でない(対偶) | Droites non parallèles : contraposée | 6 問 | 5% | 3.00 | 2016〜2024年 |
いちばん多い型は「長さを求める:入れ子の形」で、52 問(43%)でした。次が「拡大・縮小と面積」の 19 問です。5 問以上ある型の中で、難易度の平均がいちばん高いのは「相似な三角形」(3.13)でした。
難易度は、南数塾が小問 1 つずつに付けた 5 段階の目安です(1 がやさしく、5 がむずかしい)。Brevet の中での物さしで、学年の物さしではありません。
難易度の平均は 2.76 で、全部の小問の平均 2.07 より高いです。
2025年の回は、選択式や短い問いのならびも「複合」に入っています(寄せ集めの印を付ける前に分けた年のため)。
フランス国民教育省の資料(3e の終わりにできること・学年ごとの進め方)と、cycle 4 の課程の本文をもとに、南数塾のことばでまとめました。課程の文の写しではありません。
cycle 4 の課程は、2026年に新しい版が出ています。学年ごとに順に切り替わるので、お子さまの学年がどちらの版で学んでいるかは、在籍校に確かめてください。この表の「フランスで学ぶ学年」は、それより前からの版の資料によるものです。
問題の文と授業でよく出ることばです。読み方は、カタカナでの目安です。
| フランス語 | 読み方の目安 | 日本語 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| théorème de Thalès | テオレム・ドゥ・タレス | タレスの定理 | 日本の「平行線と線分の比」。中 3 |
| réciproque | レシプロック | 逆 | 中 2 |
| contraposée | コントラポゼ | 対偶 | — |
| triangles semblables | トリアングル・サンブラーブル | 相似な三角形 | 中 3 |
| agrandissement/réduction | アグランディスマン/レデュクシオン | 拡大/縮小 | 小 6「拡大図と縮図」 |
| coefficient d'agrandissement ou de réduction | コエフィシアン・ダグランディスマン・ウ・ドゥ・レデュクシオン | 拡大・縮小の倍率 | 日本の「相似比」にあたる。中 3 |
| sommets homologues/côtés homologues/angles homologues | ソメ・オモローグ/コテ・オモローグ/アングル・オモローグ | 対応する頂点/辺/角 | — |
| droites parallèles | ドロワット・パラレル | 平行な直線 | (AB) // (CD) と書く |
| points alignés | ポワン・アリニェ | 一直線上にある点 | 定理を使う前に、この条件を書く |
| configuration papillon | コンフィギュラシオン・パピヨン | 蝶の形 | 2 つの三角形が頂点で向かい合う図 |
日本語の訳は南数塾によるもので、公式の訳ではありません。ほかの単元のことばは「フランスの数学のことば 日本語との対訳」のページにまとめています。
書き方・ことば・習う順のちがいから来る、つまずきです。
小問の難易度で 3 つの段に分けました。基本は難易度 1、標準は難易度 2、発展は難易度 3〜5 です。
進め方は、南数塾の見方です。お子さまの学校の進み方と、いまの理解に合わせて、順番を決めてください。南数塾では、この単元の説明と練習、過去問を使った演習を、フランス語の授業で 1 対 1 で行っています。
調べ方のくわしい説明と限界は、「Brevet(DNB)の数学」のページの「どう調べたか」に書いています。
南数塾が読んだ 104 回(2016〜2026年・全会場)のうち、89 回(86%)にありました。小問は 122 問で、全部の小問の 4.3% です。数は南数塾が読んで数えたもので、公式の統計ではありません。
「長さを求める:入れ子の形」(Calculer une longueur : triangles emboîtés)で、52 問でした。次が「拡大・縮小と面積」の 19 問です。
南数塾が付けた 5 段階の難易度の平均は 2.76 で、全部の小問の平均 2.07 より高いです。難易度 1 が 3 問、難易度 2 が 32 問、難易度 3 以上が 87 問でした。
南数塾が読んだ新しい形の 10 回(見本の問題 2 回をふくむ)では、8 回にあり、電卓なしの第 1 部に 2 問、第 2 部に 7 問でした。
日本の中 3 で学ぶ「平行線と線分の比」にあたります。フランスの課程には、この呼び名はほかの国では使われない、という注があります。
réciproque は「逆」、contraposée は「対偶」です。比が等しいことから「平行である」と言うのが逆、比が等しくないことから「平行でない」と言うのが対偶です。
直角三角形の 3 辺の長さの関係なら三平方の定理、平行な直線と辺の比の関係ならタレスの定理です。Brevet では、同じ大問の中で 2 つを続けて使うことがよくあります。
Brevet の数学のタレスの定理について相談する
学年・在籍校・いまの成績と、困っていることを伺い、授業の進め方をご案内します。授業はフランス語で行い、保護者への連絡と相談は本部が日本語で行います。料金は、学年・科目・授業時間を伺ったうえでのご相談です。受講のご相談は無料です。
2026年10月10日に各出典を確認して整理しました。試験の形・日程・課程は年ごとに変わります。正しい情報は、必ずフランス国民教育省・Service Public(フランス政府の案内)と、在籍校の案内で確認してください。出題の数・型・難易度は、南数塾が APMEP の版を読んで付けたもので、公式の統計ではありません。