2026年10月25日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
出口シリーズ
イギリスの医学部を A-Level で受けたい、Year 9〜12 のお子さまとご家庭へ。

イギリスの医学部は、A-Level の成績が入学の条件そのものです。そのうえで UCAT(適性試験)と面接があります。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| A-Level | 3科目。AAA が多く、Oxford・Imperial・UCL・King's・Queen Mary などは A*AA、Cambridge は A*A*A。学校の予測成績で条件つきの合格(オファー)が出て、8月の結果で決まる |
| UCAT | ほとんどの医学部が使う適性試験。出願する年の夏(Year 12 の夏)に受ける。1回の出願の年に1回だけ(Imperial) |
| 出願(UCAS) | 医学部は10月15日(英国時間18時)が締切。医学部は4つまで(5つ目は医学部以外にできる) |
| 面接 | 多くは MMI(短い面接をいくつも回る形)。Imperial は11月に UCAT の点が届いたあと、12月から順に案内する |
| 課程の長さ | 5年が多い。Oxford・Cambridge・Imperial・UCL・Edinburgh・St Andrews は6年 |
| 卒業後 | 2年の研修(Foundation Programme)。1年目を終えると GMC の本登録 |
留学生の枠は小さい
Foundation(準備の1年)からは、ほぼ進めない
同じイギリスの医学部でも、科目・成績・受け直しの決まりが違います。
| 大学 | A-Level | GCSE・IGCSE | そのほか |
|---|---|---|---|
| Oxford | A*AA。化学+生物・物理・数学・Further Maths から1つで A 以上。同じ学年度に3科目 | 正式な条件なし | UCAT・6年 |
| Cambridge | A*A*A。化学が必須+生物・物理・数学から1〜2科目(カレッジによる) | — | UCAT・6年 |
| Imperial | A*AA。生物・化学で A* と A。すべて同じ回で | — | UCAT・MMI・再受験は不可・6年 |
| UCL | A*AA。化学・生物で A*A。3科目を同時に(2年以内) | — | 再受験は不可(Year 12 のやり直しも)・6年 |
| King's | A*AA。生物・化学で A | 英語・数学 6/B | UCAT・5年 |
| Edinburgh | AAA を1回の試験で。化学+生物・数学・物理から1つ | 生物・化学・英語・数学 A/7 | 数学と Further Maths は片方だけ数える・6年 |
| Manchester | AAA。生物か化学+もう1つの理系 | 7科目で 7(A)以上 | 数学と Further Maths を一緒にオファーに入れない |
| Bristol | AAA。化学+生物・物理・数学・Further Maths から1つ | 数学 7/A | 再受験を受け付ける・同じ回でなくてよい |
23校の結果の一覧は A-Level から医学部へ、研修の決まりは イギリスの医学部 にまとめています。
| A-Level の組み合わせ | 出せる医学部(調べた23校) | ひとこと |
|---|---|---|
| 化学・生物+数学か物理 | 23校すべて | Russell Group も「すべての医学部に出せる」とする組み合わせ |
| 化学+数学・物理(生物なし) | 15校 | Leeds・Nottingham・Southampton などは生物が必須 |
| 生物+数学・物理(化学なし) | 7校 | 化学を外すと大きく狭まる |
| 数学+Further Maths+化学 | 大学による | Edinburgh・St Andrews は片方だけ数える。Manchester は一緒にオファーに入れない |
医学部は、ほかの学部より受け方の決まりが厳しい大学が多くあります。
理科の実験(Practical Endorsement)
受け直しの道が細いので、Year 12 の終わりまでに3科目とも A を安定して取れる状態にしておくことが、いちばんの準備になります。
Year 11 の5〜6月に IGCSE、Year 13 の5〜6月に A-Level を受ける場合の例です。学校と試験団体の日程に合わせて決めます。
| 時期 | やること | 目標・試験 | 南数塾の授業・受験サポート |
|---|---|---|---|
| Year 10 | IGCSE を始める。生物・化学・物理を別々に、数学(できれば Additional Maths も) | 理科・数学で 7〜9(A〜A*) | 授業で理科・数学の型を固める。受験サポート(IGCSE の時期)で、医学部を前提に科目の優先を決める |
| Year 11 の秋〜冬 | Mock。医学部の仕事を知る(読書・体験など) | Mock で理科・数学 7 以上 | Mock の対策の計画と振り返り |
| Year 11 の春 | A-Level の科目を決める(化学・生物+数学か物理) | — | A-Level の科目選びのご提案 |
| Year 11 の5〜6月・8月 | IGCSE の本番と結果 | 生物・化学・英語・数学の成績が大学の条件に届く | 本番の2〜3か月前から通しの過去問 |
| Year 12 の秋〜春 | A-Level の1年目。学校の予測成績の元になる試験 | 3科目とも A を安定して | 授業で化学・生物・数学を進める。英語で問われる記述の型も |
| Year 12 の春〜夏 | UCAT の申し込みと受験(7〜9月)。出願する大学を絞る。志望理由書を書き始める | UCAT | 受験サポート(A-Level の出願の時期)が始まる:大学選び・UCAT の計画・志望理由書 |
| Year 13 の9月〜10月15日 | UCAS で出願(医学部4つ+1つ) | 10月15日 英国時間18時 | 出願の締切の管理と、書類の確認 |
| Year 13 の11月〜3月 | UCAT の点が大学に届く → 面接(MMI など)→ オファー | 面接 | 面接の準備(受け答えの練習) |
| Year 13 の5〜6月・8月 | A-Level の本番と結果 → 9月か10月に入学 | オファーの成績(AAA〜A*A*A) | 本番までの学習計画と過去問 |
UCAT の 2026年の回は、申し込みの締切が9月16日でした。毎年の日程は UCAT の公式ページで確かめます。
調べた23校のうち15校は、生物なし(化学+数学か物理)でも出せます。ただし Leeds・Nottingham・Southampton などは生物が必須です。迷ったら化学・生物+数学か物理にすると、すべての医学部に出せます。
医学部は大学によって大きく違います。Imperial・UCL は再受験を受け付けず、Oxford は初回で A*AA に届かないと出願できません。Bristol は受け付けます。受け直しを前提にせず、1回で取る計画を立てます。
出願できますが、留学生の枠は小さく、学費も高くなります(Imperial は 2026年入学で Overseas 74席、2027年入学の学費は年 £61,550)。英語の条件や学費の区分は大学ごとに確かめます。
イギリスの医学部を出ると、2年の研修(Foundation Programme)に進む道があります。2026年の法律で、研修の配属はイギリスの医学部の卒業生が先になりました。詳しくは「英国の医学部を出たら、英国で研修医になれるか」のページをご覧ください。
IGCSE の科目を選ぶ Year 9〜10 が始まりです。医学部は IGCSE の理科・数学・英語の成績も見られ、A-Level の科目は Year 11 の春に決めます。UCAT は Year 12 の夏です。
2026年10月25日時点の情報です。事実は各大学・試験団体・国の機関の公式ページで確かめました(確認した日は出典ごとに書いています)。入学の条件は毎年変わります。正しい情報は各大学の公式ページで確かめてください。