2026年10月25日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
進路のご案内
行きたい学部から逆算して、A-Level の科目と IGCSE の目標を決めます。

| 出口 | 入り方 | A-Level のほかに要るもの |
|---|---|---|
| 日本の大学 | 帰国生入試(日本語の学位)/英語の学位の課程(書類選考) | 帰国生入試:小論文・学力試験・面接(日本語)。英語の課程:IELTS など |
| 海外の大学(イギリスなど) | A-Level の成績が、入学の条件そのもの | IELTS か IGCSE の English。志望理由書・推薦状・大学の試験(学部による) |
| 医学部 | 海外:A-Level+適性試験+面接。日本:帰国生入試の枠は少ない | UCAT などの適性試験・面接。化学・生物が軸 |
A-Level(3科目以上)は、文部科学省が日本の大学の入学資格として認めています。日本にも海外にも出せる資格です。
1
出口
日本か海外か、理系のどの学部か、医学部か。おおまかに決めます。
2
A-Level の科目
学部から逆算して3〜4科目を選びます。
3
IGCSE の目標
A-Level の科目の条件と、大学が見る成績から、科目ごとの目標を決めます。
イギリスの大学の例です。理系の軸は「数学+理科」。医・歯・薬は化学、工学は物理、CS は Further Maths(上級数学)、経済は数学が分かれ目になります。
| 学部 | A-Level で軸になる科目 | IGCSE(GCSE)で気をつけること | 大学の試験など |
|---|---|---|---|
| 医学部 | 化学・生物+数学か物理 | 理科・数学・英語で高い成績(Edinburgh は生物 A/7) | UCAT・面接 |
| 歯学部 | 化学・生物(大学により化学+1つ) | 英語・数学 A/7、7科目以上で高い成績(Birmingham・Manchester) | 面接 |
| 薬学部 | 化学+もう1つの理系(数学・生物など) | 数学 B/6・英語 C/4〜B/5 | — |
| 工学部(機械) | 数学・物理(+Further Maths) | 英語・数学 C/4。物理か理科 B/6(Edinburgh) | Imperial・Cambridge は ESAT |
| CS(情報) | 数学(A*)+Further Maths・CS・物理 | 数学 B/6(Manchester) | Cambridge は TMUA など・UCL は TARA |
| 経済 | 数学(上位校は A*) | 英語・数学 B/6(LSE) | UCL は TMUA が必須 |
| 経営 | 数学(LSE)/指定なし(Warwick) | 数学 A/7(Warwick)・英語 B/6 | — |
| 法学 | 指定なし。論述型の伝統科目 | 英語・数学 B/6(LSE・UCL) | LNAT(LSE・UCL・King's) |
| 建築 | 数学か物理+美術か DT | 英語・数学 B/6(Bath) | 作品集(UCL・Sheffield・Cambridge) |
2027年入学の条件(2026年10月25日に各大学の公式ページで確認)。条件は毎年変わります。
| 項目 | イギリスの医学部(23校を調べた結果) |
|---|---|
| A-Level の科目 | 化学・生物があれば23校すべて。生物なしは15校、化学なしは7校 |
| 成績 | AAA が多い。Oxford・Imperial・UCL などは A*AA、Cambridge は A*A*A |
| IGCSE(GCSE) | 生物などに条件を書く大学が多い(Edinburgh 生物 A/7、Dundee 7、Glasgow・Liverpool B/6) |
| そのほか | UCAT(Year 12 の夏)・面接・同じ回で3科目(大学による) |
| マレーシアの医学部 | A-Level なら BBB・ABC・AAC(生物・化学・物理か数学)=国(MMC)の最低条件 |
Russell Group は「化学・生物と、数学か物理のどれか1つを取れば、すべての医学部に出せる」としています。迷ったらこの組み合わせです。
| 大学・学部 | A-Level | GCSE・IGCSE |
|---|---|---|
| Birmingham 歯学 | AAA(生物・化学) | 7科目。英語・数学 A/7、生物・化学 A*/8 |
| Manchester 歯学 | AAA(化学・生物。理科3科目も可) | 7科目以上で 7。英語・数学・理科2つは 6 以上 |
| Bristol 歯学 | AAA(化学+生物・物理・数学・Further Maths から1つ) | 数学 7/A・英語 4/C |
| Bath 薬学 | AAB(化学+理科か数学) | 数学・英語 4/C |
| Nottingham 薬学 | AAA(化学+生物・数学・Further Maths・物理から1つ) | 数学 B/6・英語 B/5 |
| Manchester 薬学 | AAB(化学+数学か生物+1つ) | 英語 5/B・数学 6/B |
| 大学 | A-Level | そのほか |
|---|---|---|
| Imperial | A*A*A か A*AAA。数学 A*・物理 A 以上(3科目なら A*) | ESAT・面接・理科の実験の合格 |
| Cambridge | A*A*A。数学・物理。Further Maths は学校にあれば必須 | ESAT |
| UCL | A*AA。数学・物理(A* はどちらか)。3科目目は DT が推奨の1番目 | 英語・数学 C/4・TARA |
| Manchester | A*A*A。数学・物理(物理なしは Further Maths で個別に審査) | GCSE 5科目 B/6 以上が目安 |
| Bristol | A*AA。数学+Further Maths・物理・化学・生物・CS から1つ | GCSE の指定なし |
| Edinburgh | AAA〜ABB。数学+物理・化学・CS・DT など(物理を優先) | 物理か理科 B/6 |
数学は A* を狙います。Further Maths があると上位校で有利です。DT は3科目目なら評価されますが、物理の代わりにはならない大学が多くあります。
| 大学 | A-Level | そのほか |
|---|---|---|
| Cambridge | A*A*A。数学。Further Maths は学校にあれば必須 | TMUA など |
| Oxford | A*AA。数学と Further Maths で A*A(Further Maths を強く推奨) | — |
| UCL | A*A*A。数学か Further Maths で A* | 英語・数学 C/4・TARA |
| Manchester | A*AA。数学 A*+CS・Further Maths・生物・化学・物理から1つ | 数学 B/6・英語 C/4 |
| Bristol | A*AA。数学 A* | GCSE の指定なし |
| Southampton | AAB。数学 A 以上 | 英語・数学 4/C |
CS は「数学+Further Maths(+CS か物理)」が基本です。A-Level の Computer Science は必須ではない大学が多くあります。
| 大学・学部 | A-Level | GCSE・IGCSE/そのほか |
|---|---|---|
| LSE 経済 | A*AA。数学 A*(Further Maths は望ましい) | 英語・数学 B/6 |
| UCL 経済 | A*AA。数学 A* | 英語・数学 C/4・TMUA 必須(再受験の点は不可) |
| Warwick 経済 | A*AA。数学 A 以上 | 英語 6/B |
| Manchester 経済 | AAA。数学(数学+Further Maths+母語の組み合わせは不可) | 数学 B/6・英語 C/4 |
| LSE 経営 | AAA。数学 A(Business Studies より伝統科目を好む) | 英語・数学 B/6 |
| Warwick 経営 | A*AA。指定の科目なし(A-Level の数学は不要) | 数学 A/7・英語 B/6 |
| 大学 | A-Level | そのほか |
|---|---|---|
| LSE | A*AA。伝統的な学問の科目を2科目以上(数学・Further Maths は論述型と組めば評価) | 英語・数学 B/6・LNAT(12月31日まで) |
| UCL | A*AA。UCL の推奨科目から2科目以上 | 英語・数学 B/6・LNAT |
| King's | A*AA。必須・推奨の科目なし。General Studies・Critical Thinking・Thinking Skills・Global Perspectives は数えない | LNAT・再受験の点は不可 |
| 大学 | A-Level | そのほか |
|---|---|---|
| UCL Bartlett | AAB。指定の科目なし | 作品集が必須・英語・数学 C/4 |
| Bath | A*AA。数学か物理が必須(A 以上)、美術か DT が強く有利 | 作品集なし・英語・数学 6/B |
| Sheffield | AAA。指定なし(美術・DT の系統は2科目まで数える) | 作品集(10点)・英語・数学 4/C |
| Cambridge | A*AA。合格者の約9割が美術+数学か物理 | 面接で作品集 |
建築は理系と美術の両方が要る学部です。IGCSE の段階で Art & Design を取り、作品集を作り始めます。
| 組み合わせ | 開いている道 | 狭くなる道 |
|---|---|---|
| 数学・化学・生物(+物理) | 医学・歯学・薬学・生命科学・化学 | 物理が必須の工学 |
| 数学・Further Maths・物理(+化学) | 工学・CS・物理・数学・経済 | 生物が要る医学・歯学 |
| 数学・化学・物理 | 工学・化学・薬学・物理(医学部は23校中15校) | 生物が必須の医学部 |
| 数学+論述型2科目(歴史・英文学・経済など) | 経済・経営・法・社会科学 | 理系の学部 |
Russell Group は、理科(化学・生物・物理)と、Further Maths を含む数学を「出発点としてよい」としています。学部が決まらないなら、数学+理科2つから考えます。
マイナーな科目は、出願で使いにくいことがある
| 大学・学部 | 扱い |
|---|---|
| Edinburgh・St Andrews 医学 | 数学と Further Maths は、どちらか片方だけを数える |
| Manchester 医学 | 似た科目の組み合わせ(数学と Further Maths)は、一緒にはオファーに入れない |
| Sheffield 医学・Queen Mary 医学 | Further Maths を成績の判定に数えない/同じ回だと数えない |
| LSE(多くの学部) | 数学+Further Maths+もう1科目は「幅が狭い」。政治・国際関係などでは不利になりうる |
| Manchester 経済 | 数学+Further Maths+母語の組み合わせは不可 |
| Bristol・Cambridge 自然科学 | 別の科目として数える/Further Maths を理科の1つに数えられる |
数学と Further Maths の両方を取るなら、4科目にするか、3科目目を学部の必須科目(物理・化学・論述型)にします。
| 大学 | A-Level の決まり |
|---|---|
| NUS(シンガポール国立大学) | 留学生の A-Level は4科目。12か月以内の2回まで・試験機関は2つまで。医・歯・法は締切までに最終の成績が必要 |
| NTU(南洋理工大学) | 4科目を1回の試験で。回を分けた科目は不可。8月に結果が出る人は翌年の募集に |
| HKU(香港大学) | 最低3科目。医学部の目安は 4A* |
| CUHK(香港中文大学) | 3科目か、2科目+AS 2科目。医学部は4科目 |
シンガポールを考えるなら、A-Level を最初から4科目にします。3科目で始めると、あとから足せません。
AS の比重・受け直し・再受験の扱い・実験の扱いは、IGCSE と A-Level の仕組み にまとめています。
Foundation は A-Level の保険にもなる道です。ただし国によって「誰のための課程か」と「医学部に進めるか」がまったく違います。
医学部の本筋は A-Level
| 国 | 仕組み | 誰のための課程か | 医学部へ |
|---|---|---|---|
| イギリス | 大学の留学生向け Foundation(UCL・King's・Warwick)・1年 | 直接入れない資格の人(UCL は A-Level だけ・IGCSE だけの人は不可) | ほぼ不可(UCL は不可・King's は細い道) |
| オーストラリア | MUFY(Monash)・UNSW など・9〜12か月 | Year 11 修了相当。Monash・UNSW は IGCSE の上位4科目の点数 | Monash は可(条件はとても高い) |
| ニュージーランド | Auckland の Foundation・8か月〜1年 | 直接入れない人 | 未確認 |
| アイルランド | RCSI 医学部の中の Foundation Year | A-Level 3科目は前提。科目が足りない人 | 医学部そのもの(6年制の1年目) |
| アメリカ | Foundation は無い | コミュニティカレッジから4年制へ編入する道 | — |
| マレーシア | Foundation in Science など・1年 | IGCSE 5科目 C 以上が多い | 可(IGCSE で5科目 B) |
「IGCSE で数学・物理・化学・生物+1科目を B 以上」は、マレーシアの医師の登録機関(MMC)が定めた、Foundation から医学部に進む人の最低条件です。Monash Malaysia・NUMed・IMU・Sunway も同じ条件を載せています。
| 課程 | Foundation に入る条件(IGCSE) | 医学部などへ進む条件 |
|---|---|---|
| NUMed Foundation in Science | 生物・化学・物理・数学か上級数学+1科目が B | MBBS:CGPA 3.50・平均75% |
| UCSI Foundation(医療系) | 数学か上級数学・化学・物理・生物が B | MMC・薬剤師会の承認が前提 |
| IMU Foundation in Science | 数学・英語・理科2つ+1科目が C | 医学:5B。歯学:5科目目は BM か英語 |
| Sunway FIST | 理系で5科目 C 以上(数学を含む) | 医学:5B(生物・化学・物理・数学+1) |
| Taylor's Foundation in Science | 5科目 C 以上(数学と理科2つを含む) | — |
| Nottingham Malaysia Foundation | 5科目 C 以上。工学は数学・上級数学・物理を含む | 上級数学が無ければ数学 B |
Foundation に入るだけなら C で足りるところが多くあります。医学部まで進むなら、IGCSE で5科目 B が要ります。工学・CS の Foundation に進むなら、IGCSE で上級数学(0606)と物理を取っておくのが安全です。
| 国・地域 | A-Level の使い方 | 科目数・条件の例 |
|---|---|---|
| イギリス | 成績が条件そのもの+大学の試験 | 3科目(AAA〜A*A*A)。UCAS の締切は10月15日・1月中旬 |
| アイルランド | 入学資格 | Trinity は6科目 |
| オーストラリア | 上位3科目を点数にする | 3科目(ANU は3〜4)。Foundation は不要 |
| ニュージーランド | 入学資格(条件は低め) | 3科目(Auckland 理学 BCC) |
| カナダ | 入学資格 | 3科目+IGCSE 5科目(UBC は6科目) |
| アメリカ | 補助の材料(SAT・ACT が要る大学が多い) | UC は IGCSE 5科目+A-Level 3科目 |
| シンガポール | 入学資格 | 4科目(NUS・NTU) |
| 香港 | 入学資格 | 3科目(医学部は4科目) |
| マレーシア | 入学資格(イギリス・オーストラリアの分校も) | 3科目(医学部 BBB 以上) |
| 日本 | 入学資格(帰国生入試・英語の課程) | 3科目以上(基準は多くが非公表) |
南数塾の大学情報・進学ルートの調べと、各大学の公式ページによります。正しい情報は各大学でご確認ください。
| 入り方 | 例 | 中身 |
|---|---|---|
| 帰国生入試(日本語の学位) | 東京大学(外国学校卒業学生 第2種)・上智大学(海外就学経験者入試) | 共通テストは要らないことが多い。東大の理科は一般選抜と同じ数学・理科2科目の学力試験 |
| 英語で学ぶ課程 | 早稲田大学 理工の英語の課程(9月入学)・上智大学 国際教養学部 | A-Level+IELTS などの書類選考 |
理系の帰国生入試には学力試験があり、合格する人は多くありません。A-Level で高い成績を取り、「どの入り方で出すか」を早く決めます。外国籍の人は私費留学生入試(EJU が要ることが多い)です。
| 国・地域 | A-Level の扱い | 英語 |
|---|---|---|
| シンガポール | NUS・NTU は4科目。NTU は1回の試験で | 学部ごと(NUS 工学は IELTS 各6.5 が目安) |
| 香港 | 3科目(医学部は4)。HKU 医学部は 4A* が目安 | IELTS 6.0〜6.5。CUHK は IGCSE English C で可 |
| マレーシア | 3科目。イギリス・オーストラリアの分校がそれぞれ条件を出す | IELTS 6.0〜7.0。Nottingham は IGCSE English で可 |
アジアは「家族の近くで、イギリス・オーストラリアと同じ学位」を取れる道です。シンガポールだけは4科目が要ります。マレーシアの医学部には、留学生だと現地で医師になれない学校があります。
| 科目の種類 | よくある成績の形 | 点を落としている所 | 上げ方 |
|---|---|---|---|
| 数学・化学・物理 | B〜A | (理屈は分かっている) | 過去問で時間内に解く練習 |
| Business・CS | D 前後 | 定義・決まった言い回し・判断の型 | 型と用語を覚えれば点が取りやすい |
| English | D 前後 | 書く課題の型・語彙 | 0500 か 0510 かを確かめ、課題の型から |
| 生物 | 低いことが多い | 用語の量・記述 | 用語を日英で整理し、記述の型へ |
日本の学校から途中でインター校に移ったお子さまに多い形の例です。お子さまごとに違います。
Year 11 の秋〜春
IGCSE の対策(本番まで約8か月)
春までに A-Level の科目を決めます。
Year 11 の5〜6月
IGCSE の本番
Year 12
A-Level の1年目(AS)
医学部なら夏に UCAT。IELTS もこの年に取るのが理想です。
Year 13 の秋〜冬
UCAS で出願
Year 13 の5〜6月
A-Level の本番 → 秋に入学
日本の大学(4月入学)なら、入学はその翌年の4月です。
どの出口でも、IGCSE までの約8か月が最初の勝負です。
南数塾のサポート
2026年10月25日に、各大学・MMC・UCAS・Russell Group の公式ページで確かめました(国別の比較の一部は南数塾の大学情報・進学ルートの調べによります)。入学の条件は毎年変わります。正しい情報は、必ず各大学の公式ページでご確認ください。