2026年11月5日時点の情報です。内容を正確に保つよう努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
Lycée Français de Shanghai/出願の条件・2 つの校舎・FLSco・Brevet とバカロレア・学費 2026-2027
上海で、フランスの国が定める教育課程を 2 歳から高校の最終学年まで学べるのが LFS(Lycée Français de Shanghai)です。日本語で調べると、上海の日本人学校や英語のインター校の案内ばかりが出て、この学校の入り方や学費を説明したページはほとんど見当たりません。
このページでは、出願の条件と時期、学年ごとに開いている校舎、フランス語ができない子の受け入れ(FLSco)、英語・中国語のセクション、Brevet とバカロレア、2026-2027 年の学費を、学校の公式サイトで確かめてまとめました。
最終更新:2026 年 11 月 5 日(学校の公式サイトで確かめた日)
| 正式な名前 | Lycée Français de Shanghai(LFS)。英語では Shanghai French School |
|---|---|
| 課程 | フランス国民教育省の課程。AEFE(在外フランス教育庁)の網の学校で、保護者の会が運営する非営利の私立校 |
| 学年と人数 | 2 歳の TPS から高校の Terminale まで。1,620 人、60 を超える国籍 |
| 校舎 | 青浦(Qingpu・350 Gaoguang Road・電話 021-3976-0555)と楊浦(Yangpu・788 Jiangwancheng Road・電話 021-6897-6589)の 2 つ。どちらもドイツ学校(DSS)と分け合う Eurocampus |
| 授業の言語 | フランス語。幼稚園から中国語と英語も全員が学ぶ(3 言語が必修) |
| 授業の時間 | 幼稚園・小学校は月火木 8〜15 時、水金 8〜12 時 30 分。中学・高校は月〜金 8〜18 時 30 分の中で組まれ、昼休みは 1 時間 |
クラスは生まれた年(1〜12 月)で決まります。学校は「TPS は新学期の日に満 2 歳、PS はその年に 3 歳になる子」と書いています。日本の学年(4 月 2 日〜翌年 4 月 1 日生まれ)とは 1〜3 月生まれの子で 1 学年ずれます。対応はフランスの学校のしくみと学年にまとめています。
LFS は中国で「国際学校(établissement international)」として認められた学校なので、だれでも入れるわけではありません。次の 2 つがそろっていることが条件です。
校舎は青浦と楊浦の 2 つで、授業料はどちらも同じです。ただし 2027-2028 年の受付では、学年によって片方しか開いていません。
| 学年 | 受け付けている校舎(2027-2028 年) |
|---|---|
| 幼稚園 TPS〜小学校 CM1 | 青浦・楊浦の両方 |
| CM2(小 5〜小 6 相当) | 楊浦だけ |
| 中学 6e〜4e | 青浦・楊浦の両方 |
| 中学 3e〜高校 1ère | 楊浦だけ |
| 高校 Terminale | 青浦だけ |
住む場所を決める前に、子どもの学年でどちらの校舎になるかを確かめておくと安心です。学校は市内に 80 本のスクールバスの路線を走らせています(年 15,280 元・授業料とは別)。
日本の学校や英語のインター校から移る子のための授業が FLSco(Français Langue de Scolarisation)です。フランス語ができない子は必ず受け、受けるかどうかは学校が書類と面談で決めます。
学校は家庭に、フランス語のできる人を家庭教師につけることを勧めています。中学から入る日本人の子がつまずきやすいのは、フランス語で書かれた数学の問題文です。計算はできても、文が読めないと答えられません。よく出ることばの日本語はフランス語の数学の用語集にまとめています。
全員がフランス語・英語・中国語を学ぶ一般のコースのほかに、どれかの言語を深く学ぶセクションがあります。セクションに入るにはフランス語の力が要るので、フランス語ができない子はふつう一般のコースから始め、力がついてから移ります。国際オプションのしくみはOIB から BFI への記事にまとめています。
セクションを希望するときは、フランス語の力を見るために短い動画と、CE1 からは作文を出します。中学からはドイツ語・スペイン語・イタリア語も選べます。英語のコースの 2nde では IGCSE、高校では SAT を学校で受けられます。セクションの授業料は一般のコースより高くなります(下の表)。
| 学年 | 一般のコース(元・年) | セクション SIA・SIC・欧州(元・年) |
|---|---|---|
| 幼稚園(TPS〜GS)・小学校(CP〜CM2) | 125,000 | 147,580(TPS はセクションなし) |
| 中学(6e〜3e) | 162,200 | 184,780 |
| 高校(2nde〜Terminale) | 185,500 | 208,080 |
南数塾では、フランスの現地校・リセの数学とフランス語をフランス語で指導し、保護者には日本語で様子をお伝えします。授業はオンラインの 1 対 1 で、上海は日本より 1 時間遅いだけなので、夕方の下校のあとにも合わせやすくなっています。くわしくはフランスの個別指導(Brevet・バカロレア)をご覧ください。11 月 7 日にはフランスの通年クラスの無料説明会(オンライン)も開きます。
2026 年 11 月 5 日に上のページを開いて確かめました。合格率・順位・進学先の大学名は載せていません。学費や手続きは年度ごとに変わるので、出願の前に学校の最新の案内を確認してください。
A. 入れます。条件は、親の少なくとも 1 人が中国に合法に住んでいること、そして親の少なくとも 1 人が外国籍であること(子の国籍は問わない)です。日本国籍の家庭はふつうこれに当たります。出願には、親の上海での在職証明と勤め先の営業許可(business licence)の写しが要ります。
A. 入れます。フランス語ができない子には FLSco(Français Langue de Scolarisation)という授業があり、必ず受けます。ふつう 2 年で、1 年目は小学校で週 10 時間、中学で週 12 時間。中学ではフランス語・歴史地理・生命地球科学(SVT)の授業の代わりに FLSco を受け、力がつくにつれてクラスに戻ります。学校は、フランス語ができない子を受け入れるのはおよそ 15 歳(3e)までが目安としています。FLSco の費用は授業料とは別です。
A. いつもあるわけではありません。学校は「入学時の試験は決まって行うものではなく、合う学年を決めるために必要なら行う」と書いています。フランス語ができない子(FLSco)や幼稚園の TPS〜MS の家庭は、学校の責任者との面談(フランス語か英語・オンラインも可)があります。英語や中国語のセクションを希望するときは、フランス語の力を見るために短い動画と、CE1 からは作文を出します。
A. 2027-2028 年の受付は 2026 年 11 月 2 日(月)に始まり、新学期まで開いています。ただし CP(小 1 相当)のように申し込みが集まる学年や、FLSco の席には上限があり、埋まると待ちの名簿になります。学年によっては受付の途中で片方の校舎が締まることもあるので、学校は早く出すよう勧めています。年度の途中の入学も、席があれば受け付けます。
A. ありません。学校は「全員に同じ額」を方針にしていて、兄弟の割引はしないと書いています。奨学金は AEFE がフランス国籍の子に出すもので(受付は総領事館・年 2 回)、日本国籍だけの家庭は対象になりません。
A. 目指せます。フランスのバカロレアは、文部科学省の「大学入学資格について」で外国の大学入学資格として挙げられています。実際に出願できるかは大学ごとの募集要項で決まるので、バカロレアを名前で挙げている大学の一覧の記事も合わせて読んでください。