2026年11月4日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|リトアニア
リトアニアの医学部は2校です(世界の医学部の名簿 WDOMS)。どちらも英語で6年学べますが、リトアニアで医師として働くにはリトアニア語が要ります。外国人の医師の免許には、リトアニアに住み働く権利の書類と、国のリトアニア語の試験の B1 の証明が要り、専門研修に進むには国籍・永住許可の無い人は B2 が要ります。英語で入り、6年でリトアニア語を身につけて、その国で医師になる国=南数塾の分け方では Tier 1b です。日本に戻る道は、リトアニアの免許を取れたかで分かれます。
各大学の公式の頁で確かめた値です。学費は大学が出すユーロのまま(円の額は為替しだい)。細かい条件と出典は、学校の名前から1校ずつのページへ。
| 学校 | 入試 | A-Level・IB の免除 | 英語の条件 | 学費(年) | 出願 |
|---|---|---|---|---|---|
| LSMU(カウナス) | 面接(志望動機と一般の知識)+生物30問・化学30問の選択式(90分)。オンライン | A-Level 生物・化学 C・C、IB 生物・化学 HL 5 で選択式を免除(面接は残る) | B1(IELTS 5.5 を超える・TOEFL iBT 4.0 など) | €12,800(1〜3年)・€13,300(4〜6年)(2026/2027) | 2026-11-01〜2027-07-06。面接と試験は 2027-01-12〜07-15 |
| ヴィリニュス大学(首都) | 大学のオンラインの入試(入試料 €200・1回の出願で1回)。EU の外の国籍の人は5月の回が最後 | A-Level 生物・化学 A・A、IB 生物・化学 HL 5 で入試なし(卒業済みの人だけ)。MCAT 500・IMAT 50・UCAT 2100 でも | B2(IELTS Academic 6.0・TOEFL iBT 4.0 など。大学の別の頁は 6.5) | €14,100(2027/28 の出願の頁) | 2026-12-01〜2027-07-01。入試は 2027-01-21 から |
高校で生物を学んでいることが前提
| 課程 | ある学校 | 入り方 | 日本の高校生に向くか |
|---|---|---|---|
| 英語 | 2校 | 大学ごとの入学(上の表) | 向く。ただしリトアニアで働くなら在学中にリトアニア語を B1(免許)から B2(専門研修)まで |
| リトアニア語 | 2校 | 国の入試の窓口(LAMA BPO)から、リトアニアの高校卒業試験の点で選ぶ。国費の席はリトアニア・EU・EEA の国民と永住許可を持つ外国人などで、ほかの外国籍の人は自費の席を争う | リトアニアの高校卒業試験の制度で学んだ人向け |
日本国籍(EU の外の国籍)の卒業生が、リトアニアで医師の免許を受け、専門研修に進むまでの道を、国の機関と大学の書類で確かめました。
| 段 | 決まり | 日本国籍の人への影響 |
|---|---|---|
| 卒業 | 6年・360 ECTS。6年目に病院での臨床の実習(LSMU は 680時間)。Master of Health Sciences と Medical Doctor の資格 | 国籍に関係なく卒業 |
| 医師の免許 | 国の医療活動認定庁(VASPVT)に電子で申し込む。外国人は、身分・国籍の証明、リトアニアに住み働く権利を示す有効な書類、国語の水準の書類(医師は2級=B1)を足す。在学中の授業のリトアニア語では足りない | 在留・就労の権利と、国のリトアニア語の試験の B1 が要る |
| 専門研修 | LSMU とヴィリニュス大学の共通の入学。書類に医師の免許と、国籍・永住許可の無い人はリトアニア語 B2 の証明(2026年の研修の入学の原則) | B2 が要る。永住許可の無い EU の外の人の自費の席は医学で年 €13,000(2026年) |
| 在留 | 卒業後、仕事探しと自営のために12か月の一時在留許可を受けられる(大学の在留の頁) | その間に免許を申し込める |
南数塾の判断
EU の指令 2005/36/EC は、医師の基礎の資格を加盟国のあいだで自動で認め合う仕組みですが、適用されるのは加盟国の国民です(第2条1項「This Directive shall apply to all nationals of a Member State」)。リトアニアの国(VASPVT)はほかの EU の国で働く人に、指令に合うことの証明と Certificate of Good Standing を出しますが、Certificate of Good Standing はリトアニアの免許の名簿に載っているかを示すものです。日本国籍の人がほかの EU の国で医師の免許を得る条件は、その国の国内法で決まります。
南数塾の判断:予備試験の見込み
日本語の留学の案内・エージェントの頁で見かける言い方を、公式の資料で確かめました(会社・サイトの名前は出しません)。
| よく見る言い方 | 実際は | 判定 |
|---|---|---|
| 卒業後にリトアニアの国家医師資格試験(年2回・英語で受けられる)に受かれば免許が取れる | 国の免許の申請の書類に試験の合格の証明は無い。外国人に要るのは住み働く権利の書類と国のリトアニア語 B1 の証明 | 誤り |
| EU の外の医師はリトアニア語 B2 を証明する | 免許は B1。専門研修は、国籍・永住許可の無い人に B2 | 一部正しい |
| リトアニアの医師の資格は EU 全域で認められる | EU の自動の承認は EU の国民の権利(指令 第2条1項) | 誤解を招く |
| 入試で重視される科目は生物・化学・数学 | 医学の試験は生物と化学(LSMU は各30問)。数学の試験は無い | 一部正しい |
| 面接重視で、入試もある | LSMU の面接は10点中5点に届かないと成績に関係なく不合格 | 正しい |
| ヴィリニュス大学の医学部は年 11,000 ユーロ | 2027/28 の出願の頁は年 €14,100 | 誤り(古い・低い) |
| リトアニアの医学部の学費は年 13,000 ユーロ | LSMU €12,800〜13,300・ヴィリニュス大学 €14,100。1校の額ではない | 一部正しい |
入学の条件・学費・卒業後にどの国で医師になれるか・南数塾の出口戦略・日本語の案内でよく見る言い方と実際を、1校ずつまとめました。
2校です(リトアニア健康科学大学 LSMU・ヴィリニュス大学。世界の医学部の名簿 WDOMS)。2校とも英語の6年の課程があります。
外国籍の人を法令で締め出してはいません。ただし医師の免許には、リトアニアに住み働く権利の書類と、国のリトアニア語の試験の B1 の証明が要ります(国の医療活動認定庁)。専門研修に進むには、国籍・永住許可の無い人は B2 が要ります。
LSMU は A-Level の生物・化学が C・C 以上で選択式の試験が免除されます(面接は残ります)。ヴィリニュス大学は生物・化学が A・A なら入試なしで出せます。
厚労省の1人ずつの審査で決まります。本試験には当該国(リトアニア)の医師免許が要り、免許にはリトアニア語 B1 と在留の条件があります。免許を取れなければ予備試験の道になります。厚労省が公表した学校の所在地別の数に、リトアニアの名はありません。
2026年11月4日時点の情報です。このページの内容は、2026年11月4日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。