2026年9月18日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|アジア・オセアニア
Singapore
英語のまま医師になれる道があるが、外国籍には卒業後6年の勤務義務が付きます。

シンガポールの医学部は、高校を出て直接入る5年制の MBBS です。国立の NUS(Yong Loo Lin School of Medicine)と NTU(Lee Kong Chian School of Medicine)が A-Level で出願を受け付けます。どちらも UCAT などの試験と面接があり、NTU は「シンガポール人を優先する」と書いています。授業も研修も英語です。外国籍の学生は、学費の補助を受ける代わりに政府と協定を結びます。卒業後は研修医の1年(PGY1)を終え、そのあと6年間、シンガポールの公的医療で働く義務があります。シンガポール国民は5年です。義務を果たさないと、受けた補助に年10%の複利を足した違約金がかかります。NUS は補助なしの学費を払えば協定を結ばない道がありますが、NTU にはその道がありません。協定は、政府に採用の義務はないとも書いています。
Singapore trains doctors through a 5-year undergraduate MBBS entered straight from high school. The two national schools, NUS (Yong Loo Lin School of Medicine) and NTU (Lee Kong Chian School of Medicine), accept A-Level applicants. Both use an admissions test such as the UCAT plus interviews, and NTU states that Singaporeans are given priority. Teaching and training are in English. International students receive subsidised fees in exchange for signing an agreement with the government: after graduating they must complete the one-year internship (PGY1) and then serve six years in Singapore's public healthcare system (five years for Singapore citizens). Breaking the agreement means paying back the subsidy plus 10% compound interest per year as liquidated damages. At NUS a student can avoid the agreement by paying the unsubsidised fee; at NTU there is no unsubsidised option. The agreement also states that the government has no duty to employ the student.
南数塾の Tier(3つの指標をまとめた見立て)
Tier 1a 英語のまま、その国で医者になれる
授業も研修も英語で、外国籍でもその国の研修医・医師になれる道がある。その国の医師免許が取れれば、日本の本試験の審査に進める見込み。
NUS と NTU の5年制の医学部(MBBS)は A-Level で出願できるが、UCAT と面接がある。NTU は「シンガポール人を優先する」と書いており、入学は年に約190人。留学生の枠の数は公表されていない。
政府との協定で、外国籍の学生も卒業後に研修医の1年(PGY1)を終え、そのあと6年間シンガポールの公的医療で働く義務を負う。英語のまま働ける。ただし協定は政府に採用の義務はないと書いており、外国籍の卒業生が実際に PGY1 に採用されるかは未確認。
5年制なので、本試験には5,500時間以上の一貫した教育と、シンガポールの医師の登録が要る。両校とも総時間数を公表しておらず、大学に証明を出してもらえるかは未確認。どちらかが欠けると予備試験になる。
研修と診療の言葉:英語。公式の文で確かめ切れていない点があります。指標の決め方は医学部進学ガイドに。南数塾の見立てで、合否や審査の結果を約束するものではありません。
留学生の年額(AY2026/27 入学):NUS は学費の補助(Tuition Grant)ありで S$87,800、補助なしで S$190,150(ASEAN の留学生は補助ありで S$74,750)。NTU は補助ありで S$91,250(GST 9% 込み)、補助なしの欄は「Not Applicable」。5年の目安(値上げなしの単純な掛け算)は NUS が補助ありで約 S$439,000、補助なしで約 S$950,750、NTU が約 S$456,250。補助を受けると6年の勤務義務が付く。生活費は別。
National University of Singapore, Yong Loo Lin School of Medicine(NUS)シンガポール
受入:A-Level など海外の資格(BMAT か UCAT・FSA) ・ 学費:補助あり S$87,800/補助なし S$190,150(AY2026/27・年額)
補助なしの学費を払えば勤務義務のない道がある。留学生の人数は未確認。
公式Nanyang Technological University, Lee Kong Chian School of Medicine(NTU LKC)シンガポール(ノベナ)
受入:A-Level・UCAT・MMI(1対1を8回・シンガポールで対面) ・ 学費:補助あり S$91,250(AY2026/27・年額・GST込み)/補助なしの道は無い
シンガポール人を優先。入学は年に約190人。入学者は全員、勤務義務つきの補助を受ける。
公式WDOMS(世界の医学部の名簿)に載るシンガポールの医学部は3校(3校とも運営中・2026-10-23 に検索)。卒業後は医師登録法の仮登録で PGY1 を受け、シンガポール医師会(SMC)に登録される。仮登録から本登録までの流れを SMC のページで読むのは未確認。なお SMC は、外国の医学部の学位を登録の対象にするとき、一覧に載った本校だけを認める。提携の課程(twinning)や分校は、臨床の実習・最終の試験・学位をすべて本校で受けていることが条件(Important Notes・2025-09-22 版)。
保健省の協定書(AY2026/2027・非シンガポール国民用)は、国籍を問わず医学部に入った学生に署名を求める。学生は卒業後に仮登録の期間(PGY1)を終える義務を負い、そのあと6年間、公的医療で働く。勤務義務は PGY1 を終えて SMC に登録されてから数え始め、PGY1 は含まない。ただし協定の第15条は、政府に学生を採用する義務はないと書いている。国籍が変わるなどでシンガポールで働けなくなった場合も違約金の対象。違約金は受けた補助に年10%の複利を足した額で、勤めた月数で減らせる(政府の裁量)。保証人が2人要る。外国籍の卒業生が実際に PGY1 に採用されるか、就労ビザの扱いは未確認。
日本で医師になるには / Route back to Japan
日本で医師になるには、厚生労働大臣の受験資格の認定が要る。審査は1人ずつで、学校ごとの認定は無い。本試験の認定には、6年以上・4,500時間以上の一貫した教育(5年なら5,500時間以上)と、当該国の医師免許が要る。シンガポールの医学部は5年制なので、5,500時間の証明とシンガポールの登録がそろえば本試験の審査に乗りうる。どちらかが欠けると予備試験(5年以上・3,500時間以上・通算17年以上・免許は要らない)。日本の中学・高校を出ていない人は日本語能力試験 N1 も要る。6年の勤務義務を途中でやめて日本へ戻ると違約金がかかる。
医師免許の国際コンバート完全ガイド日本人の現実性:現実的
英語のまま医師として働ける道が、政府の協定という形ではっきり書かれている数少ない国。一方で、入学はシンガポール人が優先で枠が狭く、UCAT と面接がある。外国籍は卒業後に PGY1 と6年の勤務を合わせて少なくとも7年、シンガポールで働く前提になる。将来は日本で働きたい家庭には、この年数と違約金が大きな重さになる。成績が最上位で、シンガポールで長く働く覚悟がある生徒に向く。
・外国籍は卒業後に PGY1 の1年と6年の公的医療での勤務義務(違約金=補助+年10%の複利)。・NTU には補助なしの道が無く、勤務義務がほぼ必ず付く。・協定は政府に採用の義務はないと書く。外国籍の卒業生の PGY1 の採用は未確認。・NTU はシンガポール人を優先し、面接はシンガポールで対面。・5年制のため、日本の本試験には5,500時間の証明が要る(総時間数は未公表)。・SMC が認めるのは外国の医学部の本校だけ。分校や提携の課程で学ぶ人は、シンガポールでの登録の条件を必ず確かめる。・A-Level の科目の条件・英語の条件・IB の扱いは公式で確認中。
⚠️ 学費・成績・必須科目・英語基準・各校の受入可否・厚労省の個別認定・ECFMG の取り扱いは毎年変わります。「公式で確認中」と書いた項目は、出願前に必ず各大学公式・WDOMS・厚労省でご確認ください。
医学部は「理数と英語の地力」から
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