2026年11月4日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|イギリスの医学部
ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の医学の課程です。学位は University of Cambridge(イギリス(イングランド))が出します。学ぶ場所は「6年ともイングランド。前半はケンブリッジ、臨床はイースト・アングリア地方の病院(課程の頁「hospitals across the East Anglia Region」)」。大事なのは入れるかより、卒業したあとにどの国で研修医になり、医師として登録できるかです。日本国籍の卒業生としての見込みを、国ごとに判定しました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 課程・学位 | MB, BChir(Bachelor of Medicine, Bachelor of Surgery)・UCAS コード A100。最初の3年を終えると BA(Hons) |
| 学位を出す大学 | University of Cambridge(イギリス(イングランド)) |
| 年数 | 6年(前半3年が医学の科学・後半3年が臨床) |
| 学ぶ場所 | 6年ともイングランド。前半はケンブリッジ、臨床はイースト・アングリア地方の病院(課程の頁「hospitals across the East Anglia Region」) |
| GMC(英国の医師の登録の機関)とほかの国の扱い | 英国:課程の頁は、卒業生は GMC の仮登録(provisional registration)を受けられ、2025年以降の卒業生は MLA を受けると書く。オーストラリア:英国で F1 を終えて GMC の本登録を受ければ Competent Authority pathway(Category B)。アイルランド:英国の医学部の卒業生は intern に応募できる(アイルランド医師会) |
| 世界の医学部の名簿(WDOMS) | 公式の資料で確かめられていません |
| 留学生の受け入れ | 受け入れる(席は少ない)。2027年入学の課程の頁の出願者数の欄に「Overseas fee status places: 22」(上限と書いた文ではないが、留学生の学費区分の席は22と読む=判断)。出願はカレッジごと。入学の年の11月1日に18歳になっていない人は出願できない(「will not be 18 years old on 1 November of year 1」・国の制限)。海外の人は犯罪歴の証明が要る |
日本国籍の卒業生(その国の国籍・永住権がない人)として、研修医を終えて医師の本登録まで進めるかを、国の法令と公式の手引きで判定しました。
| 国 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| イギリス | 制度上なれる | 6年とも英国(イングランド)で学ぶ英国の学位なので、Medical Training (Prioritisation) Act 2026 の「UK medical graduate」に入る(第4条1項:英国の基礎医学資格を持つ人。ただし学ぶ期間のすべてか過半を英国諸島の外で過ごした人は除く)。第1条で Foundation Programme(研修医2年)の席はこの人たちに先に出す(年の限りの文は無い)。UKFPO は、この優先は国籍・働く権利を見ず、学位を取った国で決まると書く=日本国籍でも優先される側。2026年は応募資格のある 11,548人のうち最初の配属の 10,810人は全員が優先の人で、優先の人は全員配属された(優先されない 738人は補欠に回り、476人が席を得て 188人は得られなかった)。F1 を終えると GMC の本登録(Medical Act 1983 第3条1項(a))。働くビザは Health and Care Worker ビザ(医師の職業コード 2211)で、配属のあと国のスポンサーの担当が CoS を手配する。南数塾の判断:2027年1月1日以降に申請する Graduate ビザは18か月で、2年の研修には足りないので Health and Care Worker ビザで考える。 |
| オーストラリア | 枠が狭い | 英国(GMC)は Competent Authority pathway の対象の国。英国で認定の課程を修め(Category B)、英国で12か月の研修(F1=internship 相当)を終えて GMC の本登録を受ければ、AMC の試験なしで仮の登録に進み、オーストラリアで12か月の監督つきの勤務をして一般登録へ。登録の道は書かれているが、監督つきの職と就労ビザは自分で得る必要がある=就労の許可が別に要る。職とビザの取りやすさは未確認 |
| アイルランド | 枠が狭い | アイルランド医師会は、英国の医学部の卒業生も HSE を通じて研修医(intern)の席に応募できると書く(国籍の条件は書いていない)。ただし配り方の順番は、①CAO で入学し就労許可が要らない人(席の保証)→②EEA の人→③EEA の外の人、と読める(2022年の議会答弁・抜粋)。日本国籍の英国の卒業生は就労許可が要る側で、いちばん後ろの段(判断)。2027年7月に始まる intern の応募は2026年11月23日正午まで(HSE の案内・本文は未確認)。毎年の保証ではない |
日本で医師になるには
この学校を選ぶなら
大学の公式の資料に書かれている条件です。
| 項目 | 公式の条件 |
|---|---|
| A-Level | A*A*A(2027年入学・2028年の延期入学も同じ)。化学は必須+数学・生物(人間生物)・物理・上級数学から1〜2科目(カレッジによる)。カレッジはふつう化学に A* を求め、もっと高い条件を出すことがある。国際版の A-Level(Cambridge International・Oxford AQA・Pearson Edexcel)は英国の A-Level と同等に扱う(受け入れる資格の頁・本文は未確認)。私費受験・再受験・1回の受験・実験の評価(practical endorsement)を書いた文は見つからない=未確認(課程の頁の「You won't usually be able to resit any of your exams」は入学後の試験の話) |
| IB | 41〜42点・HL 776(カレッジが上げることがある) |
| 日本の高校の卒業資格 | 未確認。大学は A-Level・IB を基準にし、同じ水準のほかの国の試験も受けると書くが、日本の名前は出てこない。米国の高校の卒業資格だけでは足りないと書く(受け入れる資格の頁・本文は未確認)。南数塾の判断:日本の高校の卒業資格だけで出せる見込みは低い=A-Level か IB を取る前提で考える |
| ファウンデーション | 大学の準備課程(ファウンデーション)から医学に進む道の記載は見つからない=未確認 |
| 英語 | 公式の資料で確かめられていません |
| 試験・面接 | UCAT が必須。「There is no minimum threshold for UCAT score.」2027年入学は認知の科目の点だけを使い、状況判断(SJT)の点は使わない。面接はカレッジごと。2026年の主な面接期間は12月7〜18日(冬のプールは2027年1月中〜下旬)。英国の外にいる人はオンラインのカレッジが多い(Christ's・Downing・Girton・St John's などは全員オンライン、Churchill・Emmanuel・King's などは全員対面、Pembroke・Trinity は英国外の人が選べる=面接の頁・本文は未確認)。成績表(transcript)の提出は2026年10月22日まで(抜粋) |
| 入学の時期 | 10月(年1回) |
| 出願の締切 | UCAS 2026年10月15日(2027年入学の医学の締め切り。Cambridge の課程の頁には日付が無く、City St George's などの公式の頁が「15 October 2026」と書く) |
年 £70,554(2027年入学・留学生・医学)。「fees listed are per year and are fixed for the duration of the course」=6年同じ額。ほかにカレッジの費用(College fee)が毎年かかる。カレッジの費用の2027-28年の額は大学の PDF「Undergraduate tuition fees 2027-28」にあるが未確認。参考:2026-27年は St Edmund's が £13,440、Trinity Hall が £13,245(各カレッジの頁・本文は未確認)。3年目の授業料はその年に取る課程に合わせる。南数塾の判断:授業料だけで6年 £423,324、カレッジの費用を足すと約 £50万。ほかに器具 約 £60・臨床の聴診器 £60〜100・5年目の海外の実習(任意)約 £3,000
日本語の留学の案内でこの学校について見かける言い方を、公式の資料で確かめました(案内した会社・サイトの名前は出しません)。
| よく見る言い方 | 実際は | 判定 |
|---|---|---|
| 国際(インターナショナル)学生に割り当てられる定員は年間22名 | 課程の頁の出願者数の欄に「Overseas fee status places: 22」 | 正しい |
| 授業料は年間約 £70,554(2026/27年度) | 2027年入学の留学生の医学は £70,554 で、課程のあいだ同じ額(fixed for the duration of the course)。2026-27年の PDF も同じ額と抜粋にある。カレッジの費用は別 | 正しい |
| UCAT は抽象推理を含む5つのセクション。ほとんどのカレッジで 2,650点以上(3,600点満点)が実質的な基準 | Cambridge は「There is no minimum threshold for UCAT score」と書き、2027年入学は認知の科目の点だけを使う。抽象推理は2025年から無くなり、満点は 2,700(Edinburgh の 2027年入学の冊子「the Abstract Reasoning section has been removed」) | 誤り |
| 日本の高校卒業資格だけでは出願資格を満たさない(A-Level か IB が必要) | 大学の頁は日本を名指ししていない。A-Level・IB を基準にし、米国の高校の卒業資格だけでは足りないと書く | 確かめられない |
| 卒業後、厚生労働省への外国医師免許の承認申請を経て医師国家試験の受験資格を取得できる | 制度の名は医師国家試験受験資格認定。本試験の認定には当該国の医師免許の取得などが要り、英国で研修医を終えて本登録を受けることが前提の読み。審査は1人ずつで、日本語診療能力調査もある | 一部正しい |
| ケンブリッジ大学(医学)の留学生の授業料は約 £67,000〜(2026/27年度参考値) | 公式は年 £70,554(2027年入学) | 一部正しい |
出願の前に、大学に直接確かめてください。
2026年11月4日時点の情報です。このページの内容は、2026年11月4日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。