2026年11月4日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|イギリスの医学部
アバディーン大学 医学部(University of Aberdeen)の医学の課程です。学位は University of Aberdeen(イギリス(スコットランド))が出します。学ぶ場所は「5年ともスコットランドのアバディーン(Foresterhill Health Campus。大学病院・小児と産科の病院が同じ敷地)。地域の診療所・病院での実習あり」。大事なのは入れるかより、卒業したあとにどの国で研修医になり、医師として登録できるかです。日本国籍の卒業生としての見込みを、国ごとに判定しました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 課程・学位 | MBChB(Bachelor of Medicine, Bachelor of Surgery)・UCAS コード A100 |
| 学位を出す大学 | University of Aberdeen(イギリス(スコットランド)) |
| 年数 | 5年(60か月・全日制・9月入学) |
| 学ぶ場所 | 5年ともスコットランドのアバディーン(Foresterhill Health Campus。大学病院・小児と産科の病院が同じ敷地)。地域の診療所・病院での実習あり |
| GMC(英国の医師の登録の機関)とほかの国の扱い | 英国:GMC の「英国の医学の学位を出せる団体」の一覧に The University of Aberdeen が載っている=卒業すると英国の基礎医学資格(Medical Act 1983 第4条3項)で GMC の仮登録に進める。オーストラリア:英国で F1 を終えて GMC の本登録を受ければ Competent Authority pathway(Category B)。アイルランド:英国で学んだ課程なので研修医の登録の対象(医師法 第49条・2023年改正) |
| 世界の医学部の名簿(WDOMS) | 公式の資料で確かめられていません |
| 留学生の受け入れ | 受け入れる(席は少ない)。医学部の留学生のページ:「There are only a small number of places (currently 19) for candidates from overseas countries.」=海外の人の席はいま19。席の数はスコットランド政府とスコットランド資金会議(SFC)が毎年決める目標に合わせる(「meet targets set by the Scottish Government and the Scottish Funding Council」)。イングランドの OfS の 7.5% の目標はスコットランドには当たらない(南数塾の判断:スコットランドの上限の決まりの本文は未確認)。不合格が3回になると、ふつうはそれ以上の出願を受け付けない |
日本国籍の卒業生(その国の国籍・永住権がない人)として、研修医を終えて医師の本登録まで進めるかを、国の法令と公式の手引きで判定しました。
| 国 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| イギリス | 制度上なれる | 5年とも英国で学んで英国の基礎医学資格を取るので、Medical Training (Prioritisation) Act 2026 の「UK medical graduate」に入る(第4条1項:英国の基礎医学資格を持つ人。ただし学ぶ期間のすべてか過半を英国諸島の外で過ごした人は除く)。第1条で Foundation Programme(研修医の2年)の席はこの人たちに先に出す(年の限りの文は無い)。UKFPO は、この優先は国籍・在留の資格を見ず、学位を取った国で決まると書く=日本国籍でも優先される側。2026年は応募資格のある 11,548人のうち、最初の配属の 10,810人は全員が優先の人で、優先の人は全員が配属された(優先されない 738人は補欠に回り、476人が席を得て 188人は得られなかった)。F1 を終えると GMC の本登録(Medical Act 1983 第3条1項(a))。働くビザは Health and Care Worker ビザ(医師=職業コード 2211)で、配属が決まったあと国のスポンサーの担当が CoS を手配する。2027年1月1日以降に申請する Graduate ビザは18か月で、2年の研修には足りない(判断)。法がスコットランドの配属にも同じに効くかは、法の適用範囲の条を未確認(南数塾の判断:UK Foundation Programme は英国全体の募集なので同じ扱いと読む) |
| オーストラリア | 枠が狭い | 英国(GMC)は Competent Authority pathway の対象の国。英国で認定課程を修め(Category B)、英国で12か月の研修(F1=internship 相当)を終えて GMC の本登録を受ければ、AMC の試験なしで仮の登録に進み、豪州で12か月の監督つきの勤務をして一般登録へ。登録の道は書かれているが、豪州で監督つきの職と就労ビザを自分で得る必要がある=就労の許可が別に要る。職とビザの取りやすさは未確認 |
| アイルランド | 枠が狭い | アイルランドの医師法 第49条(2023年の改正後)は、アイルランド・EEA・英国で全部か大半を学んだ課程の人を研修医の登録の対象にした。HSE の研修医の募集の手引きも英国の医学部の卒業生を応募できる人に挙げる。ただし配属の順番は、①CAO で入った EEA の国民 → ②EEA の国民と働く許可の証明を出した EEA 外の人 → ③④許可の証明が無い EEA 外の人、で、日本国籍の英国の卒業生は一番後ろの段(判断)。2021〜2023年は EEA 外も応募した全員に申し出があった(議会の答弁)が、毎年の保証ではない |
日本で医師になるには
この学校を選ぶなら
大学の公式の資料に書かれている条件です。
| 項目 | 公式の条件 |
|---|---|
| A-Level | AAA(2026・2027年入学とも)。化学は必須+生物・人間生物・数学・物理から1つ+ほかに1科目。GCSE(相当)の英語と数学 B/5 以上、生物と物理 B/6 以上を推奨。留学生の条件のページ:「All examination results must be obtained at the first sitting of each subject.」=各科目とも1回目の受験の成績だけ(再受験の成績は使えない読み)。海外で受けた GCE A-Level(香港・マレーシア・シンガポールなど)も AAA で受ける。Pearson の International A Level(IAL)・私費受験・実験の評価(practical endorsement)についての記載は無い=未確認 |
| IB | 2027年入学:36点(HL 3科目を6以上・SL 3科目の平均6)。HL の化学が必須+HL の数学・生物・物理から1つ+もう1科目(2026年入学は「6 HL at 6」と書かれていて表記が違う=出願の年のページで確かめる) |
| 日本の高校の卒業資格 | 出せない(ふつうは考えない)。留学生の条件のページの日本の欄:日本の高校の卒業資格では「does not normally consider applications」、A-Level・Scottish Highers・IB を勧める。同じ欄に別の国の資格名(Maw 6)が誤って載っているように見えるので、迷ったら medadm@abdn.ac.uk に確かめる |
| ファウンデーション | 医学部の公式ページに、留学生が準備課程(ファウンデーション)から MBChB に入る道の記載は無い。Gateway2Medicine はスコットランドの対象者向けの別の入口(未確認:留学生が入れるか) |
| 英語 | 英語が母語でない人は英語の証明が要る(医学部の留学生のページ)。点数(IELTS の帯)は大学の英語の条件のページに委ねていて、医学の点は未確認 |
| 試験・面接 | UCAT は全員必須(足切りの点は使わない。アバディーンの出願者の中での順位で点を付ける)。選び方:成績・予測成績 30%+UCAT 20%で面接に呼ぶ人を決め、面接 50%を足して内定。面接は「modified Multiple Mini Interview (MMI)」で約1時間(動機・資質・考える力・チームワーク・プロ意識)。2027年入学の面接は「Medicine (MBChB) - in person, Suttie Centre, Foresterhill - 14th - 18th December 2026」=アバディーンで対面。海外の人がオンラインで受けられるかは書かれていない=未確認(来英が要ると考えて準備する:判断) |
| 入学の時期 | 9月(年1回) |
| 出願の締切 | UCAS 2026年10月15日(2027年入学)。「The closing date for applications for Medicine is on the 15th October」。内定は3月末までに UCAS で出る |
留学生(EU を含む):年 £50,100(2026/27 年・2027/28 年とも)。5年で約 £250,500(南数塾の判断:毎年同じ額なら)。この額はスコットランド政府の ACT 課徴金(NHS での臨床の教育の費用を留学生が負担する分)を含む(医学部の学費のページ:公開の学費は「inclusive of the ACT levy」)。2026年入学の課徴金は年 £10,000、2027年入学の額は「has yet to be agreed」=未定。コースのページには「additional ACT Levy charge that will be applied on top」とも書かれていて表記が揺れている=出願前に総額を文書で確かめる。生活費・ビザ・医療の上乗せ料(IHS)は別
日本語の留学の案内でこの学校について見かける言い方を、公式の資料で確かめました(案内した会社・サイトの名前は出しません)。
| よく見る言い方 | 実際は | 判定 |
|---|---|---|
| 大学の紹介ページの学費の欄に「£14,300 - £18,000」と出ている(医学部の学費の断りは無い) | 医学部(MBChB)の留学生の学費は年 £50,100(2026/27・2027/28)。紹介ページの幅は医学部には当てはまらない | 誤解を招く(医学部には当てはまらない) |
| 大学の留学生センター(準備課程)に「ライフサイエンス– pathway to Medicine」があり、医学部に進む道があるように書く(2019年3月の記事) | 医学部の公式の留学生の条件のページは、準備課程から MBChB に入る道を挙げていない。日本の高校の卒業資格はふつう考えない、A-Level・IB を勧める、と書く。準備課程を終えれば医学部に入れる、という医学部の文は見つからなかった | 確かめられない(古い記事。医学部の公式の条件には出てこない) |
出願の前に、大学に直接確かめてください。
2026年11月4日時点の情報です。このページの内容は、2026年11月4日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。