2026年10月20日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
グラントラル|Terminale の終わりに受ける口頭の試験
フランスの現地校やリセ・フランセでバカロレア(Baccalauréat)をめざすお子さまが、Terminale の終わりに受ける口頭の試験 Grand oral を日本語でまとめました。2027 年の回の形(準備 20 分・発表 10 分・質疑 10 分・係数 8)、2 つの専門科目から立てる 2 つの問い、審査が見る 5 つの観点、フランス語が母語でない子の備え方まで、フランス国民教育省の公式の案内で 1 つずつ確かめています。
最終更新:2026 年 10 月 20 日
準備のあと、口頭の試験が 2 つの時間に分かれます。発表は立って、質疑は座っても立っても構いません。
試験の直前に 20 分の準備時間があります。審査の 2 人が、受験者が年間に用意した 2 つの問いのうち 1 つを選び、受験者はその場でメモや下書きを整えます。下書きは手元に置けますが、読み上げる試験ではありません。
選ばれた問いについて、立って(debout)発表します。なぜその問いを選んだのか、授業で学んだことをどう使って考えたのかを、自分の言葉で筋道立てて話します。
審査との対話です。座っても立っても構いません。審査は発表の内容だけでなく、専門科目(最終学年の課程)の範囲から広く質問できます。暗記ではなく、知っていることをつなげて考えを深める力が見られます。
審査は 2 人で、別々の分野の先生です。そのうち 1 人は、受験者の専門科目のどちらかを担当する先生です。係数の全体の表(専門科目・哲学・フランス語など)は、フランスのバカロレアとはのページにまとめています。
当日にその場で問いを考えるのではありません。受験者は、自分の2 つの専門科目(enseignements de spécialité)に紐づく問いを 2 つ用意します。1 つの科目で立てても、2 つの科目にまたがって立ててもかまいません。
専門科目の組み方は、Première と Terminale でどの科目を残すかで決まります。選び方の考え方は、バカロレア全体のページとあわせてご相談ください。
20 点満点で、審査は次の 5 つを見ます。内容の正しさだけでなく、伝え方とやり取りも点になります。
声の大きさ・速さ・間の取り方など、聞き取りやすく伝わる話し方かどうか。
台本を読まずに、一定の時間を自分の言葉で話し続けられるかどうか。
専門科目で学んだ内容を正しく、確かに身につけているかどうか。
審査の質問を受け止め、その場で考えて応じられるかどうか。
考えを順序立てて示し、知っていることを結びつけて説得力を出せるかどうか。
内容の理解そのものより、人前でフランス語を組み立てて話すところに時間がかかります。つまずきやすいのは次の 3 つです。
近道は、2 つの問いを最終学年の早いうちに固めることです。そのうえで、立って時間どおりに話す練習、録音して聞き直す練習、家族や友だちを相手に質疑を想定する練習を重ねます。
南数塾では、フランスの現地校・リセの数学とフランス語をフランス語で指導し、保護者には日本語で様子をお伝えします。Grand oral そのものの指導は行っていませんが、専門科目の組み方やバカロレア全体の進め方のご相談には日本語で対応します。くわしくはフランスの個別指導(Brevet・バカロレア)をご覧ください。
形式・時間・係数・評価の観点は、2026 年 10 月 20 日にフランス国民教育省の公式サイトで確かめました。ここで扱うのは一般バカロレア(voie générale)の 2027 年の回です。試験の日程や係数は年度・系列ごとに変わることがあるので、受験する年の公式の案内も確認してください。技術バカロレア(voie technologique)にも Grand oral があり、係数が異なります。
A. 一般バカロレア(voie générale)を受ける Terminale(高校最終学年)の生徒が受ける、終わりの試験の 1 つです。筆記の専門科目や哲学のあと、6 月下旬から 7 月の初めごろに行われます。日にちは académie(教育行政の地域)ごとに決まるので、在籍校の案内で確かめてください。
A. 2027 年の回は、準備 20 分のあと、発表 10 分・審査との質疑 10 分の合わせて 20 分の口頭試験です。20 点満点で、一般バカロレアの係数は 8 です。これは哲学の筆記と同じ大きさで、全体の成績によく効きます。係数は 2026 年の回まで 10 でしたが、数学の先行試験が全員必修になったのに合わせて 2027 年の回から 8 に変わりました。
A. 受験者が、自分の 2 つの専門科目(enseignements de spécialité)に紐づく問いを 2 つ用意します。1 つの科目で立てても、2 つの科目にまたがって立ててもかまいません。問いは最終学年の 1 年をかけて、授業の先生と一緒に(1 人で、または何人かで)作り上げます。試験当日は、その 2 つのうち審査が選んだ 1 つについて話します。
A. 暗記を確かめる試験ではありません。審査の 2 人(別々の分野の先生で、1 人は受験者の専門科目の担当)は、話し方の質・続けて話す力・知識の質・やり取りの質・論の組み立ての質の 5 つを見ます。知っていることを結びつけて筋道立てて話し、質問にその場で応じる力が問われます。
A. 多いのは 3 つです。1 つめは、台本を読まずに 10 分間、専門用語を交えて話し続けること。2 つめは、第 2 部の質疑で、その場で出た質問に落ち着いて応じること。3 つめは、発表を決まった時間にそろえることです。内容の理解より、人前でフランス語を組み立てて話すところに時間がかかります。
A. まず、2 つの問いを最終学年の早いうちに固めることです(当日に決めるものではありません)。そのうえで、声に出して話す練習・立って時間どおりに話す練習・録音して聞き直す練習を重ねます。南数塾では、フランスの現地校・リセの数学とフランス語をフランス語で指導し、保護者には日本語で様子をお伝えします。Grand oral そのものの指導は行っていませんが、専門科目の組み方やバカロレア全体の進め方のご相談には日本語で対応します。