2026年11月4日時点の情報です。内容の正確さに努めていますが、変更や誤りがある場合があります。正しい最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
国際医学部|アイルランドの医学部
トリニティ・カレッジ・ダブリン(TCD)医学部(Trinity College Dublin)の医学の課程です。学位は Trinity College Dublin, the University of Dublin(アイルランド)が出します。学ぶ場所は「5年ともアイルランド。主にダブリンの St James's 病院と Tallaght 病院で、ほかに地方の病院・専門病院・診療所。12週の選択実習は国外でもよい」。大事なのは入れるかより、卒業したあとにどの国で研修医になり、医師として登録できるかです。日本国籍の卒業生としての見込みを、国ごとに判定しました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 課程・学位 | M.B., B.Ch., B.A.O.(医学・外科・産科の学士)・NFQ レベル8の優等学士・CAO コード TR051 |
| 学位を出す大学 | Trinity College Dublin, the University of Dublin(アイルランド) |
| 年数 | 5年(3年目のあとに、希望して1年の別の学位を挟める) |
| 学ぶ場所 | 5年ともアイルランド。主にダブリンの St James's 病院と Tallaght 病院で、ほかに地方の病院・専門病院・診療所。12週の選択実習は国外でもよい |
| アイルランド医師会とほかの国の扱い | アイルランド:医師会(Medical Council)の医学部の承認の報告の一覧に TCD(2022年の報告)が載る。卒業後に1年の研修医(intern)を終えると医師会の Certificate of Experience が出て、本登録に進む(TCD の頁)。英国:Medical Training (Prioritisation) Act 2026 第4条3項で、アイルランドの学校の基礎医学資格を持ち、学ぶ期間の全部か大半をアイルランドの外で過ごしていない人は、英国の研修の「優先のグループ」に入る。GMC は、アイルランドで資格を取り研修医の修了証をまだ持たない人の仮登録を受け付ける。オーストラリア:アイルランド医師会は Competent Authority の機関で、承認課程を出てアイルランドで研修医を終えた人は Category F |
| 世界の医学部の名簿(WDOMS) | 公式の資料で確かめられていません |
| 留学生の受け入れ | 受け入れる。全体の席は 136(CAO=EU の人の席。2026年の CAO の点は 741)。EU の外の人の席の数は公表されていない=未確認。国の上限も未確認。EU の人か EU の外の人かは国籍ではなく住んでいる所で決まる(「based on residency rather than nationality」)。日本に住む日本国籍の人は EU の外の側で、大学の出願の画面(my.tcd.ie)に直接出す |
日本国籍の卒業生(その国の国籍・永住権がない人)として、研修医を終えて医師の本登録まで進めるかを、国の法令と公式の手引きで判定しました。
| 国 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| アイルランド | 枠が狭い | 医師会:アイルランドの6つの医学部の卒業生は研修医(intern・1年)に出せる。TCD も、全国の募集(年 870 余りの席)は留学生も出せると書く。ただし席は法律に沿って EEA のアイルランドの卒業生が先。HSE の 2027 年の手引きの配属の順番(4つの段)で、日本国籍で大学に直接入り、働く許可の証明が無い人は第4段(判断)。在学中の在留(Stamp 2)を持つ人は第4段の中で上に並ぶ。卒業後に Stamp 1G(NFQ レベル8で12か月)を取り、配属の前に届ければ「就労許可が要らない人」の側に移れる(南数塾の判断:学位の授与の日が配属の前かは未確認)。2021〜2023年は EEA の外の人も応募した全員に席の申し出があった(議会の答弁)。2024年以降の数は未確認。研修を終えると医師会の Certificate of Experience が出て本登録へ。アイルランドで続けて働くには就労許可か別の在留が要る |
| イギリス | 制度上なれる | Medical Training (Prioritisation) Act 2026 第1条で、英国の研修医の2年(UK Foundation Programme)の席は、英国の卒業生と「優先のグループ」に先に出す。第4条3項:アイルランドの学校の基礎医学資格を持ち、学ぶ期間の全部か大半をアイルランドの外で過ごしていない人は優先のグループ。TCD の5年はアイルランドなので当たる読み(判断)。UKFPO は優先を国籍・在留で決めないと書く。2026年は優先の人が全員配属された。GMC は、アイルランドで資格を取り研修医の修了証をまだ持たない人の仮登録を受け付ける。ビザは、英国で学んでいないので Graduate ビザは使えず、Health and Care Worker ビザを英国の外から申し込む(判断)。英国の Foundation への出し方の手続きの細部は未確認 |
| オーストラリア | 枠が狭い | オーストラリアの医師会は、アイルランド医師会を Competent Authority にしている。Category F=アイルランド医師会の承認課程を出て、アイルランドで研修医を終えた(Certificate of experience)人。AMC の試験なしで仮の登録に進み、豪州で12か月の監督つきの勤務をして一般登録へ。ただし、先にアイルランドの研修医の席(日本国籍は第4段)が要り、豪州の職と就労ビザも自分で得る必要がある |
日本で医師になるには
この学校を選ぶなら
大学の公式の資料に書かれている条件です。
| 項目 | 公式の条件 |
|---|---|
| A-Level | 大学の EU の外の人向けの 2027 年の入学の案内で、医学は「特別の帯」:A-Level 3科目なら A*A*A、4科目なら A*A*AA。科目はコースの頁で「物理・化学・生物から2科目を B と C 以上」(Grade B + and Grade C in two of Physics, Chemistry, Biology)。物理が無ければ GCSE 数学 B 以上。大学全体の最低:GCSE・AS・A-Level で6科目、英語・数学・英語以外の言語で 4/C 以上(英語が母語でない人は、英語以外の言語の条件を外すことがある)。受ける回:「within three consecutive years」=3年続けての間にそろえればよい(南数塾の判断:3年の内の受け直しも数える読み)。国際版(CAIE・Pearson IAL)・私費の受験生・実験の評価の記載は無い=未確認 |
| IB | 40点(ボーナス点を含む。HL は5未満なし・SL は4未満なし)。HL で物理・化学・生物から2科目を 6 と 5。物理が無ければ SL 数学 5 以上 |
| 日本の高校の卒業資格 | 大学の EU の外の人向けの国ごとの表に、日本の高校の資格は載っていない=医学に直接は出せない読み(判断)。代わりに Trinity International Foundation Programme(1年の大学準備課程)の入学の表に日本が載る:高校3年の卒業で評定平均 4 以上(5段階)、数学 70% 以上。準備課程の Pathway B(工学・理学・保健)を終えて必要な成績を取れば医学に進めるが、医学は面接に通ることが条件 |
| ファウンデーション | Trinity International Foundation Programme → Pathway B → Medicine。医学に進む人の出願の締切は3月1日(ほかの課程は7月31日)。出願料 €50。準備課程の合格者には、次の年の学部の条件つきの合格が出る。医学に進むには必要な成績+面接。準備課程の学費と、医学に進む成績の数値は未確認 |
| 英語 | Band B(標準)。大学の 2027 年の EU の外の人向けの案内では、GCSE 英語 C/5 以上、IB の English、または IELTS 6.5(各 6.0)・Duolingo 120・PTE 69 などで満たす(医学は、これより高い条件の課程の例に入っていない)。準備課程から進む人の医学は Band A |
| 試験・面接 | HPAT-Ireland は CAO から出す EU の人だけ(コースの頁)。大学に直接出す EU の外の人に適性試験・面接があるかは書かれていない=未確認。準備課程から医学に進む人は面接がある(出願の締切のあと)。医学の学生は警察の身元確認(Garda Vetting)・健康診断・Fitness to Practise の条件がある |
| 入学の時期 | 公式の資料で確かめられていません(大学の学年はふつう9月に始まる) |
| 出願の締切 | 2027年入学:EU の外の人は 2027年2月1日(コースの頁「01/Feb/2027」)。締切の前に席が埋まることがあり、早めの出願を勧めている。準備課程から医学へは3月1日 |
EU の外の人:1年目 上限 €62,000(2027/28。2026/27 は上限 €60,000)。5年で約 €31万(南数塾の判断:毎年同じ額なら)。大学の学費の表は「Max」(上限)と書く。続く年は大学の決まり(Fee Certainty)で一定の割合で上がることがある。ほかに毎年の Student Levies and Charges。教科書・白衣・聴診器と、ダブリンの外の実習(2〜4週)の交通と宿は自分で払う。生活費・在留の登録料は別
日本語の留学の案内でこの学校について見かける言い方を、公式の資料で確かめました(案内した会社・サイトの名前は出しません)。
| よく見る言い方 | 実際は | 判定 |
|---|---|---|
| 日本人を含む EU の外の学生は、一括出願の窓口 Atlantic Bridge から出す(日本語の留学ガイドのアイルランドの医学の頁) | TCD は EU の外の人が大学の出願の画面(my.tcd.ie)に直接出す。EU か外かは住んでいる所で決まる | 誤り |
| EU の外の学部の医学の学費は年 €5.5万〜6.1万で、Trinity も同じ水準(同じ頁) | TCD の EU の外の1年目は上限 €60,000(2026/27)・上限 €62,000(2027/28)。2027年に入る人には範囲の上を超える | 一部正しい |
| 卒業後に1年の研修を認められた所で終えてから、正式な医師として登録される(日本語の大学紹介サイトの TCD の医学の頁) | TCD のコースの頁も、卒業後に1年の intern を終えてから本登録と書く | 正しい |
出願の前に、大学に直接確かめてください。
2026年11月4日時点の情報です。このページの内容は、2026年11月4日に下の公式の情報源と照らし合わせました。要件・学費・制度は変わることがあり、誤りがある場合もあります。出願の前に、必ず各大学・各国の公式サイトで正しい最新の情報を確かめてください。このページの情報だけをもとにした判断について、南数塾は責任を負いかねます。