| Paper | 内容 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| Paper 1 | Multiple Choice(AS)4択×40問。AS範囲全体から出題 | 1時間15分 | 40点 |
| Paper 2 | AS Structured QuestionsAS範囲の記述式 | 1時間15分 | 60点 |
| Paper 3 | Advanced Practical Skills実験実技。滴定・定性分析など | 2時間 | 40点 |
| Paper 4 | A Level Structured QuestionsA2範囲中心の記述式。最大の配点 | 2時間 | 100点 |
| Paper 5 | Planning, Analysis and Evaluation実験計画・データ分析(筆記) | 1時間15分 | 30点 |
AS のみなら Paper 1〜3、フル A-Level は Paper 1〜5 を受験します。※構成・配点は受験する年のシラバスで必ず確認してください。
Cambridge International A-Level 化学(syllabus code 9701)は、マレーシアをはじめ世界中のインター校・カレッジで開講される 2 年制の化学コースです。日本の高校化学と重なる内容も多い一方、「定義を英語の文言どおりに述べさせる」「試薬と反応条件をセットで問う」「実験の計画と評価が独立した Paper になっている」など、試験としての設計思想がまったく違います。日本の参考書の知識をそのまま持ち込むと、内容は分かっているのに得点にならない——これが日本人生徒の典型的なつまずき方です。
A-Level 化学は 1 年目の AS(Paper 1・2・3)と 2 年目の A2(Paper 4・5)に分かれます。Paper 4 が 100 点と全体の最大配点で、AS 範囲も前提知識として容赦なく組み込まれます。つまり「AS の内容を A2 でも維持したまま上積みする」ことが構造的に要求されるコースです。
内容レベルは日本の化学基礎+化学とかなり重なりますが、問われ方が違います。A-Level は「standard enthalpy change of formation の定義を述べよ」のように定義の文言そのものを書かせ、マークスキームの表現に沿わない答案は容赦なく削られます。また有機化学では「この変換に使う試薬と条件を書け」と、試薬+温度・触媒・還流などの条件をセットで暗記していることが前提になります。
AS 範囲では、原子構造・化学結合・エネルギー変化・平衡・酸化還元と、有機化学の基礎(アルカン〜カルボニル化合物)を扱います。特に化学結合と分子の形(VSEPR)、Hess の法則を使ったエネルギー計算、有機の官能基ごとの反応マップは、A2 まで使い続ける土台です。
A2 では熱力学(エントロピー・Gibbs エネルギー)、電気化学(標準電極電位)、緩衝液や溶解度積の計算、遷移金属、そして芳香族を含む有機合成へと進みます。Paper 4 では複数単元をまたぐ合成経路問題や、NMR・IR などのスペクトルから構造を決定する問題が定番です。
日本の入試と最も違うのがここです。Paper 3 は実際に器具を使う実技試験で、滴定の精度や定性分析の観察記録がそのまま得点になります。Paper 5 は筆記ですが、実験を「計画し、データを分析し、誤差を評価する」能力を問う独特の Paper で、対策なしで挑むと A* 候補の生徒でも崩れます。
A-Level は過去問(past papers)とマークスキーム(mark scheme)が公開されている試験です。テキストで単元を固めたら、トピック別に過去問を解き、マークスキームの文言と自分の答案を突き合わせる——このループを AS のうちから習慣にした生徒が、最終的に A* に届きます。
単純比較はできませんが、計算の複雑さは日本の難関大入試の方が上、暗記の厳密さ(定義の文言・試薬と条件のペア)と実験系の比重は A-Level の方が重い、というのが実感に近い比較です。日本の化学が得意でも、英語での解答の型を身につけないと得点にはなりません。
はい。イギリス・マレーシア・その他英語圏の医学部のほぼすべてが A-Level Chemistry を必須または事実上必須としています。生物と組み合わせて A*A〜AA を狙うのが医学部ルートの標準です。詳しくは A-Level 医学部ガイドをご覧ください。
できます。AS Level は独立した資格として成績(a〜e)が出ます。ただし大学出願でフル A-Level を求められる場合がほとんどなので、AS で止めるかどうかは進路と相談して決めるべきです。
あります。概念そのものは日本語で理解した方が速い生徒が大半です。南数塾の指導は「概念は日本語で最短理解 → 解答表現は英語の規定文言で訓練」の二段構えで、これが英語だけ・日本語だけの学習より速くて確実です。
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南数塾は 9709・9701・9700 の日英併記オリジナルテキストと実物過去問ベースの重要過去問集を持つ、マレーシア発のオンライン塾です。概念は日本語で最短理解、解答は英語の採点基準どおりに訓練——医学部・海外大学・日本の大学まで、進路設計ごと伴走します。