| Paper | 内容 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| Paper 1 | Pure Mathematics 1全員必修。二次関数・微積分入門など | 1時間50分 | 75点 |
| Paper 2 | Pure Mathematics 2AS 止まり専用(A Level に進めない) | 1時間15分 | 50点 |
| Paper 3 | Pure Mathematics 3A Level 必修。微分方程式・複素数など | 1時間50分 | 75点 |
| Paper 4 | Mechanics力学。物理 9702 と強い重なり | 1時間15分 | 50点 |
| Paper 5 | Probability & Statistics 1確率・統計の基礎。実質全員通る | 1時間15分 | 50点 |
| Paper 6 | Probability & Statistics 2統計の発展。P5 の続き | 1時間15分 | 50点 |
フル A-Level は「P1+P3+(P4+P5)または(P5+P6)」の 4 Paper。AS のみは「P1+P2 / P4 / P5 のいずれか」の 2 Paper です。※組み合わせ規則は受験する年のシラバスで必ず確認してください。
Cambridge International A-Level 数学(syllabus code 9709)は、Pure Mathematics(純粋数学)を軸に、Mechanics(力学)と Probability & Statistics(確率統計)を組み合わせて完成させる試験です。フル A-Level では P1・P3 の Pure 2 本が必修で、応用側は「Mechanics ルート(P4+P5)」か「Statistics ルート(P5+P6)」かを選びます。つまり P5(確率統計 1)は実質全員が通る一方、P4 と P6 は選択——ここが最初の戦略分岐です。
9709 の成績は Paper 単体ではなく組み合わせで決まります。フル A-Level は必修の P1・P3 に、P4+P5(Mechanics 型)か P5+P6(Statistics 型)を足した 4 Paper。AS で止める場合は P1 に P2・P4・P5 のいずれかを足した 2 Paper です。注意すべきは P2(Pure 2)で、これは AS 専用 Paper のためフル A-Level には使えません。
二次関数、関数と逆関数、座標幾何、円の弧度法、三角関数、ベクトル、数列(等差・等比)、二項展開、微分・積分の入門までを扱います。日本の数学 I・II の内容と重なりが大きく、日本のカリキュラムで鍛えた計算力がそのまま活きる Paper です。
対数・指数、剰余定理、部分分数、パラメータ表示、陰関数微分、積分技法(置換・部分積分)、微分方程式、ベクトル(直線・平面)、複素数までを扱う、フル A-Level の中核 Paper です。日本の数 III に相当する内容が多く、質・量ともに 9709 で最も重い 75 点です。
力のつり合い、摩擦、ニュートンの運動法則、仕事・エネルギー・仕事率、運動量、等加速度運動などを扱います。物理 9702 の力学と土俵が重なるため、物理選択者は実質的な二重演習になります。設問は状況設定を自分で図に起こす力が問われます。
P5 は順列組合せ、確率、離散確率変数、二項分布・幾何分布、正規分布まで。P6 はポアソン分布、連続確率変数、標本と推定、仮説検定へ進みます。経済・ビジネス・データ系志望なら P6 まで取る Statistics 型が進路と直結します。
進路が決め手です。工学・物理系志望や物理 9702 選択者は Mechanics 型が自然。経済・会計・データサイエンス志望や、物理を取らない生徒は Statistics 型が学びやすい傾向があります。学校によって開講ルートが固定されている場合もあるので、入学時に確認してください。
計算力の面ではかなり有利です。日本の数 I〜III を終えた生徒にとって 9709 の多くの単元は既習ですが、英語の設問読解、解答の書き方(working の見せ方)、日本のカリキュラムにない小単元(iteration など)の 3 点を埋める必要があります。逆にここを埋めれば A* は現実的な目標です。
フル A-Level まで進む予定なら P1+P4 か P1+P5 です。P1+P2 は AS 専用で A Level に接続できないため、進学予定者には推奨しません。
イギリスの数学・物理・工学の最難関を狙うなら強力な武器になりますが、負荷は相当です。まず 9709 で A* を安定させることが先で、9231 は学校の開講状況と志望校の要件を見て判断してください。詳しくは 9709/9231 完全ガイドの記事をどうぞ。
使えます(グラフ電卓ではない関数電卓が標準)。ただし「電卓に頼らない代数処理」を求める設問設計になっており、exact value(厳密値)で答えるべき場面と小数で答える場面の判断が採点に直結します。
エンジニアリング・理系万能の一枚。数学 9709 との強力なシナジー、単位・有効数字の作法、実験 Paper の対策を日本語で。
QP・MS・GT・ER の使い方、M1/A1/B1 など採点記号の読み方、答案の書き方まで。「過去問の回し方」を採点実務の目線で解説。
A* の決まり方、AS と A2 の関係、grade thresholds、再受験の仕組み。「何点取れば何が付くのか」を日本語で整理。
帰国生入試・総合型・英語学位プログラムでの A-Level の使われ方、受験回と出願時期の噛み合わせ、必要書類の考え方を整理。
南数塾は 9709・9701・9700 の日英併記オリジナルテキストと実物過去問ベースの重要過去問集を持つ、マレーシア発のオンライン塾です。概念は日本語で最短理解、解答は英語の採点基準どおりに訓練——医学部・海外大学・日本の大学まで、進路設計ごと伴走します。