A 取得の Research Question 10 例 — 作品深掘り型・比較研究型・テーマ批評型
IB Extended Essay(EE)の English Literature 領域 は、Lang A: English Literature 履修者にとって最も自然な選択肢の一つです。4,000 語の文学論文で A 評価(30+/34) を取れば、英米文学・比較文学・English Literature 学部への大学出願で強力なアピール材料となります。本記事では、評価基準(A-E 5 軸 34 点満点)、3 型(単一作品深掘り / 2 作品比較 / テーマ批評)、Murakami・Atwood・Ishiguro・Morrison 等の テーマ 10 例、Critical Theory の使い方、MLA Format 引用、過去の高評価 EE 実例までを完全整理します。
EE English Literature で A 評価(30+/34)を取るには「明確な Research Question」「Critical Theory との接続」「MLA Format 厳格運用」の 3 要素 — 4,000 語の中で Close Reading + 学術的枠組み + 引用ルールを同時に満たす必要があります。
EE は 5 軸(A: Focus and Method 6 点 / B: Knowledge and Understanding 6 点 / C: Critical Thinking 12 点 / D: Presentation 4 点 / E: Engagement 6 点)= 34 点満点で評価。最大配点の Criterion C: Critical Thinking で高得点を取るには、Research Question を『How』『To what extent』『In what way』で具体化し、Primary Text からの直接引用 15-25 箇所 + Secondary Source 10-20 件で証拠を固める必要があります。3 型の中では『単一作品深掘り型』が最も初学者向けで、Murakami『Norwegian Wood』、Ishiguro『Never Let Me Go』、Tan Twan Eng『Garden of Evening Mists』等が在マレーシア日本人生徒に推奨。Critical Theory(Feminist / Postcolonial / Psychoanalytic / Trauma Theory 等)の活用で Examiner に学術的アプローチを示せます。
IB Extended Essay の評価は 5 軸(Criterion A-E)合計 34 点満点。A 評価(30+/34)、B 評価(25-29/34)、C 評価(20-24/34)、D 評価(15-19/34)、E 評価(10-14/34)の 5 段階で判定されます。Criterion C: Critical Thinking が 12 点(35%)と最大配点のため、本文の 60-70% をこの軸への対応に費やすことが基本戦略。
Research Question の明確さ + 適切な作品選択 + 文学批評の方法論。曖昧な問い(例:『村上春樹の文学とは何か』)は減点。具体的な問い(例:『村上春樹『ノルウェイの森』における孤独のメタファーは、主人公の心理的成熟をどう象徴するか』)が高評価。
対象作品 + 文学的・文化的・歴史的文脈の理解。Primary Text の Close Reading + Author Background + 出版時の社会背景の把握。Secondary Source(批評論文)を 10-20 件引用して、自分の理解の深さを示す。
Research Question への明確な Argument + 証拠(引用)に基づく分析 + Counter-Argument の検討。EE 全評価項目で最大の 12 点を占めるため、本文の 60-70% をこの軸への対応に費やす。Critical Theory(Feminist / Postcolonial 等)の活用が高評価。
Layout(Title Page / Table of Contents / Headers / Page Numbers)+ MLA Format 引用厳守 + Works Cited 完備 + 4,000 語制限遵守。Format Error は減点の温床、提出前に Supervisor チェック必須。
RPPF(Reflections on Planning and Progress Form)3 回提出が必須。最初の 2 回(First Reflection + Interim Reflection)は計画と進捗、3 回目(Viva Voce 後)は学びの振り返り。具体的な研究プロセスの困難と解決を記述。
A 評価(30+/34)の目安:Criterion A 5-6 / B 5-6 / C 10-12 / D 3-4 / E 5-6。Criterion C で 10 点以上を確実に取るには、Research Question への明確な Argument + 証拠(直接引用)+ Counter-Argument の検討 + Critical Theory の活用が必須。Criterion D は MLA Format の厳密運用で 3-4 点を狙えるため、提出前に Format Checker(Purdue OWL)で確認することが推奨されます。
EE English Literature は構成パターンで 3 型 に分類されます。初学者は『単一作品深掘り型』、中級者は『2 作品比較型』、上級者は『テーマ批評型』が推奨。文章力と Critical Theory の知識量で選択してください。
1 つの作品を 4,000 語で徹底的に Close Reading し、特定のテーマ・技法・象徴を論じる。最も初学者向け。
Close Reading の深さで Criterion C: Critical Thinking で高得点が取りやすい。4,000 語を 1 作品に集中投下できるため、分析の精度が上がる。Secondary Source の確保も容易(著名作家なら批評論文が複数本存在)。
テーマが浅くなりがち(『ハムレットにおける狂気』等の既出テーマは差別化困難)。マレーシア IB 校で年間 100 本以上のシェイクスピア EE が提出されるため、Examiner にとって新鮮さが失われる傾向。
2 つの作品を比較し、共通テーマ + 違いを論じる。中級者向け。Atwood vs Orwell、Murakami vs Fitzgerald 等。
比較によって独自の Argument を構築しやすく、Critical Thinking で高評価。異なる文化・時代の作品を組み合わせると、Examiner に新鮮な視点を提供できる。
4,000 語で 2 作品を扱うため、各作品の分析が浅くなりがち。両作品の批評論文を同時に押さえる必要があり、Secondary Source の量が単一作品型の 1.5-2 倍必要。
特定のテーマ(Trauma / Identity / Postcolonialism 等)を軸に、複数作品(または短編集)を横断的に論じる。上級者向け。
Critical Theory との接続が自然で、学術的アプローチを示しやすい。Examiner に『大学レベル』の印象を与え、A 評価を取りやすい。
3 つの中で最難。理論の理解 + 複数作品の Close Reading + 4,000 語制限の三重の制約を同時に満たす必要。Supervisor に文学批評理論に詳しい教員が必要。
マレーシア IB 校生に最適な選択:DP 1 終了時の Lang A 成績が 6-7(HL)なら『単一作品深掘り型』、5-6(HL)なら『2 作品比較型』、Critical Theory に強い興味があるなら『テーマ批評型』。在マレーシア日本人生徒には Tan Twan Eng『Garden of Evening Mists』を Memory Studies + Postcolonial 視点で論じる単一作品深掘り型が最も A 評価を取りやすい組合せの一つ。
A 評価を狙える具体的なテーマ 10 例。各テーマには 対象作品 / Research Question(英語)/ アプローチ / 推奨 Critical Theory を整理しました。マレーシア IB 校の日本人生徒にとって特に有効なテーマを選定しています。
テーマ選定の優先順位:① 自分が本気で気になる作品(Personal Engagement で Criterion E に直結)、② Secondary Source が 10 件以上ある作家、③ Critical Theory との接続が自然、④ マレーシア / 日本のクロス文化視点が出せる、の 4 条件を満たすテーマを優先。10 例の中では Tan Twan Eng『Garden of Evening Mists』、Ishiguro『Never Let Me Go』、Adichie『Americanah』が特に在マレーシア日本人生徒に推奨されます。
EE 4,000 語で扱う Primary Text の選定は、評価結果の 50% を決めると言われます。Supervisor の承認、Secondary Source の確保、4,000 語制限、倫理面まで含めた 5 原則。
DP 1 / 5 月までに Supervisor に作品提案 → 承認を得る必要がある。マレーシア IB 校では『英語で書かれた literary merit のある作品』が基本要件。Genre Fiction(Romance / Pulp Fantasy)、児童文学、Light Novel は原則 NG。Booker Prize / Pulitzer Prize / National Book Award 受賞作は安全策。
Primary Text(対象作品)は紙書籍 or 電子版で確実に入手できること。マレーシア IB 校の図書館(MKIS / GIS / ISKL 等)or Kinokuniya KL / BookXcess での入手可否を事前確認。絶版本 / 図書館限定の希少本は Supervisor に相談。
JSTOR / EBSCO / ProQuest / Google Scholar で批評論文が 10 件以上ヒットすること。マイナー作家・新刊作品は Secondary Source 不足で Criterion B: Knowledge で減点リスク。検索キーワード:作家名 + 作品名 + 'literary criticism' / 'critical reception' / 'analysis'。
壮大な作品(『戦争と平和』『失われた時を求めて』)は 4,000 語に収まらず表面的になる。逆に短すぎる作品(詩 1 篇のみ等)は Close Reading の素材不足。理想は 200-500 頁の Long Novel または短編集から 2-3 篇。
性描写・暴力描写が過度な作品(『Lolita』『American Psycho』等)は Supervisor / 学校の判断で却下されるケースあり。マレーシアの宗教的・政治的センシティビティ(イスラム批判、LGBT、共産主義礼賛等)に注意。事前に Supervisor と相談。
IB Examiner が 『C 評価以下になりやすい』 と認定する典型的な NG パターン。マレーシア IB 校の Supervisor からも頻繁に却下されるテーマ群です。
テーマ却下を避けるコツ:DP 1 / 5 月のテーマ仮決定前に、Supervisor + Lang A 教員に作品案を 3 つ提示して相談。Supervisor が『この作品なら何を書く?』と聞いてきたら、Research Question を 1 文で答えられるよう準備。即答できない場合は、その作品で Critical Thinking を展開する準備ができていないサイン。
Critical Theory を EE に組み込むと、Criterion C: Critical Thinking で 10+/12 を狙える。マレーシア IB 校で A 評価を取った日本人生徒の約 70% は Critical Theory を活用。初学者向け 6 種類を整理。
Critical Theory 導入の構成:① Introduction で『理論の紹介 + 適用の妥当性』を 1-2 段落、② 本文中で『理論用語 + 作品の Close Reading』を交互に展開、③ Conclusion で『理論の限界 + 自分の解釈の独自性』を 1 段落で言及。理論を『道具』として使い、作品分析が主目的であることを忘れない。理論の説明に終始した EE は減点。
EE English Literature では MLA 9th Edition(2021 年最新版) が標準。Criterion D: Presentation 4 点の獲得は Format 厳密運用が必須。Primary Text 引用 15-25 箇所 + Secondary Source 10-20 件を MLA Format で整理する 6 ルール。
MLA Format チェック手順:① 執筆中は Zotero / Mendeley / Citationsy で参考文献管理、② 提出 1 週間前に Purdue OWL(MLA Style Guide)の Citation Checker で全引用を確認、③ Works Cited を Alphabet 順に並べ Hanging Indent 適用、④ 直接引用は本文の 10-15% 以内(多すぎは Critical Thinking 減点)、⑤ Turnitin Plagiarism Scan で 5% 未満を確認。引用ルール違反 1 件で Criterion D は 4 → 3 点に下がる。
IBO 公式サンプル + マレーシア IB 校(MKIS / GIS / ISKL)の過去合格生徒の高評価 EE 実例 5 件。Research Question / Category / 評価 / 高評価ポイント を整理しました。Plagiarism リスクのため、構成参考のみ、本文模倣は NG。
高評価 EE に共通する 5 つの特徴:① Research Question が『How / To what extent』で具体的、② Critical Theory + Close Reading の統合、③ Counter-Argument の検討、④ Primary Text 引用 15-25 箇所 + Secondary Source 10-20 件、⑤ Examiner Comment で『Sophisticated』『Outstanding』『Original』のキーワードを得る独自性。Examiner Comment は IBO 公式サンプル EE に必ず添付されているため、A 評価サンプルを精読して『どの言葉で評価されているか』を分析することが効果的な学習法。
南数塾は IB Math 指導を中心としつつ、文系志望生徒の EE English Literature の伴走サポートも提供します。
※ 本記事は 2026 年 5 月時点の IBO 公式 Extended Essay Guide(2018 First Assessment 版)・MLA Handbook 9th Edition・マレーシア主要 IB 校(MKIS / GIS / ISKL)の過去 EE 実例をもとに整理しています。EE 評価基準・字数制限・提出形式は IBO の改訂で変更される可能性があります。出願年の IBO 公式 Subject Guide および学校 EE Coordinator 案内を必ずご確認ください。テーマ例 + Research Question は参考であり、実際の選定は Supervisor との打合せに基づいてください。過去の高評価 EE 実例は IBO 公式サンプル + 学校提供情報をもとに匿名化・再構成しています。
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