計算は速いのに文章題で点を落とす。応用問題やケアレスミスを毎回指摘される。 でも家で日本語に直せばちゃんと解ける——この組み合わせが見えたら、原因は数学力ではなく、英語の問題文を読む力(command words と文章題のキーワード)であることがほとんどです。担任の「能力は高い、意味が理解できていないだけ」という言葉は、まさにそれを指しています。 数学のやり直しを増やすのではなく、英語の数学用語・指示語を「読み方と例文つき」で補うのが、 同じ実力をそのまま点数に変える最短ルートです。以下、現場でよく出会う5つの症状を、原因と家庭での対処に分けて整理します。
症状:ドリルや計算問題はスラスラ解けるのに、英語で書かれた文章題(word problem)になると、急にペンが止まって固まる。家で日本語に直してあげると、その場ですぐ解ける。
原因:止まっているのは計算ではなく、英文の指示語の読解です。find / work out / express / give your answer のような command words と、文章で与えられる条件を英語のまま処理できず、「何を聞かれているか」が確定しないまま手が止まります。数学力ではなく、数学英語の入口でつまずいている状態です。
対処:答え方を指示する command words(find =求めよ、work out =計算して出せ、show that =〜を示せ、explain =理由を書け)を、読み方と例文つきで先に押さえます。英文を全部和訳せず「聞かれていること」だけ拾う型を作ると、計算力そのままで文章題が解けるようになります。
症状:基本問題は取れるのに、最後の「応用問題」「Problem solving」で必ず失点する。面談でも「応用が弱い」と毎回言われる。
原因:“応用”の中身は、数学的に高度なのではなく、英文が長く・条件が増えた文章題であることがほとんどです。難しさの正体は思考力ではなく、長い英文から必要な数値と条件を取り出す読解量。英語の処理で時間と集中を使い切り、本来できる計算までたどり着けていません。
対処:長い問題文を「①何を聞かれている(command word)」「②与えられた条件・数値」「③単位・答え方の指定」の3つに線引きして取り出す練習をします。和訳ではなくキーワード抽出に切り替えると、同じ実力で“応用”に強くなります。
症状:通知表やテストのコメントに毎回「careless mistakes」と書かれる。本人も親も「気をつければ直る」と思っているのに、次のテストでもまた起きる。
原因:不注意ではなく、英語の読み違いが原因のことが多いです。単位(cm と m、per の見落とし)、答え方の指定(round to 2 decimal places、to the nearest ten、in terms of x)、command word の取り違え(estimate と calculate、how many more と total)など、“読めていない英語”が失点として現れています。
対処:「気をつけて」では再発します。間違えた問題ごとに「どの英語を読み違えたか」を1つずつ記録し、単位・指示語の英語を読み方と例文つきで補います。原因が語彙だと分かると、対策が精神論から具体策に変わります。
症状:「分からないところある?」と聞くと、本人は「ない、大丈夫」と答える。実際その単元の考え方は理解している。なのにテストでは点が伸びない。
原因:本人にとって“穴”が見えていないからです。算数・数学の内容は分かっているので「分からない」という自覚が出ません。つまずいているのは、問題文に出てくる英単語や指示語の意味で、それは「知らない」ことにすら気づけない、いわば見えない穴になっています。
対処:「分かる?」と聞く代わりに、間違えた問題文の英語を一緒に音読し、「この単語は何を指示している?」と具体的に確認します。文章題のキーワードを読み方・例文つきで補い、見えない穴を一つずつ見える化していくのが近道です。
症状:日本の問題集や帰国時の学習で、計算や単元の理解はむしろ学年より先に進んでいる。それでも英語のテストになると実力どおりの点が出ない。
原因:数学の中身がすでにできているからこそ、残った課題が「英語で読む・答える」部分だけに絞られている状態です。伸びしろは数学側ではなく英語側にあり、ここを補えば本来の力がそのまま点数に直結します。逆にここを放置すると「数学が苦手」と誤解されてしまいます。
対処:数学のやり直しは最小限にし、英語の数学用語・指示語の補強に集中します。日英の単元解説で「日本語で知っている内容」と「英語の言い方」を橋渡しし、command words と文章題キーワードを読み方つきで覚えれば、英語の壁だけを外せます。
「英語の壁だけ」を外すための教材を公開しています。文章題で何を聞かれているか分からない子も、まずはここから言葉を埋めていけます。
計算が速いのに点が伸びない場合、つまずいているのは「計算(数学力)」ではなく「英語の問題文を読む力」であることが多いです。英国系インター校の算数・数学は、何をどう答えるかを指示する英語(find / work out / explain / give your answer to… などの command words)と、条件が文章で与えられる文章題(word problem)で構成されます。日本語に直せば解ける子は、数学の中身は理解できているのに、英語の指示語と数学用語の読解でつまずいているサインです。まずは「計算ミスか/読み違いか」を切り分け、英語の数学用語・指示語を読み方つきで補うと、同じ実力のままスコアが上がります。
「応用問題」と呼ばれているものの多くは、数学的に難しい問題ではなく、英語が長く・条件が増えた文章題です。つまり難しさの正体は思考力ではなく、長い英文から必要な情報を取り出す読解にあることが多いです。家庭では、長い問題文を「①何を聞かれている(command word)」「②与えられた条件」「③単位・答え方の指定」の3つに線引きして取り出す練習が効果的です。英語を全部和訳せず、キーワードだけ拾って式に変える型を作ると、同じ実力で“応用”に強くなります。
「ケアレスミス」とまとめられている失点の多くは、不注意ではなく“英語の読み違い”です。単位の取り違え(cm と m、per の見落とし)、答え方の指定(round to 2 decimal places、to the nearest ten、in terms of x)、command word の取り違え(estimate と calculate、how many more と total)などが典型です。これは集中力ではなく語彙の問題なので、注意を促すより、間違えた問題から「どの英語を読み違えたか」を1つずつ記録し、単位・指示語の英語を読み方と例文つきで補うと再発が減ります。
丸暗記の単語リストではなく、「読み方(カタカナ)+意味+例文(実際の問題文の形)+つまずきやすい点」をセットで覚えるのが効果的です。特に優先度が高いのは、答え方を指示する command words(find / work out / show that / explain / estimate など)と、文章題に頻出するキーワード(each / per / altogether / difference / remaining など)です。南数塾では、英文算数・数学 単語帳(30テーマ)と「文章題のキーワード」ページで、これらを読み方・例文つきで補えるようにしています。日英の単元解説と合わせて使うと、英語の壁だけを外して数学の実力を点数に変えられます。
南数塾は、海外(マレーシア)の英国系インター校に通うお子さんの「英語の壁だけ」を外し、本来の数学の力をそのまま点数に変えるお手伝いをします。 日英の単元解説と語彙ブリッジで、文章題・応用問題・ケアレスミスの“読み違い”を一つずつ減らしていきます。まずはお気軽にご相談ください。