関西をはじめとする国際系の中高一貫でよく見られるのが、エッセイの「論述型(意見・賛否を理由立てて書く)」と「創作型(書き出しから物語を続ける)」という2タイプです。 前者は論理的な構成力、後者は物語を展開する想像力——求める力が別物なので、両方の型の学校を併願すると対策も二系統に分かれます。 さらに、英語力そのものより「型に沿って書けるか」「具体例や展開という中身を出せるか」で差がつくのが、帰国生エッセイの実態です。
症状:「この問題についてどう思いますか」と問われ、自分の考えを論理立てて述べる必要がある。
原因:見ているのは、賛否の立場をはっきりさせ、理由と具体例で主張を支える構成力。流暢に書けても、論点が整理されず中身が薄いと評価されにくい。
対処:「主張→理由→具体例→結論」の型に沿って書く練習を反復。賛否が分かれるテーマの論点と具体例を事前にストックし、どんなお題でも“中身”を出せる引き出しを増やす。
症状:「〜と言っています。その続きを書きなさい」と一文を与えられ、A4で2ページほどの物語を続ける。
原因:求められるのは、与えられた書き出しから一貫した筋で話を展開する想像力・構成力。思いつきで書き始めると途中で破綻しやすく、最後まで筋が通らないと崩れる。
対処:“場面→出来事→変化→結び”の骨組みを先に決めてから書く。短時間で構成をメモする習慣をつけ、限られた語数で一つの山場をつくる感覚を反復で身につける。
症状:「2つの学校を目指すと、エッセイ対策がとても大変」——一方は意見、もう一方は物語、と中身が全く違う。
原因:論述型は論理的な構成力、創作型は物語の展開力と、評価される力がそもそも別物。だから両方の型の学校を併願すると、対策も二系統に分かれて負荷が二重になる。
対処:共通して鍛えられる土台(語彙・具体例のストック・時間内に構成をまとめる力)と、型ごとに分けて練習すべき部分を切り分ける。両方を闇雲に詰め込まず、計画的に配分する。
症状:対策を始めてから「実はうちの志望校は創作型だった」と気づき、準備をやり直す。
原因:同じ国際系中高一貫でも、論述型を出す学校と創作型を出す学校がある。型が分からないまま汎用的に書く練習をしても、本番の出題形式に噛み合わない。
対処:各志望校の過去問・出題例で「どちらの型か」を最初に確認する。型が分かれば、限られた時間を“その学校に効く練習”に集中して配分できる。
症状:英語は得意なはずなのに、エッセイの評価が思ったほど伸びない。
原因:帰国生の作文では、英語が書ける/話せること自体は前提に近い。差がつくのは、出題の型に沿って書けるか、具体例や物語の展開といった“中身”を出せるか。語学力だけでは抜きん出ない。
対処:「自由に書く力」を「その学校の型に収める力」へ変換する。論述なら論点と具体例、創作なら展開の骨組み——中身を支える素材を、語彙・テーマ別に積み増す。
エッセイの型を磨くには、その前提となる英語の土台と、具体例・展開を支える語彙のストックが効いてきます。あわせてご覧ください。
関西をはじめとする国際系の中高一貫でよく見られるのが、「この問題についてどう思いますか」と意見・賛否を理由立てて書かせる“論述型”と、「〜と言っています。その続きを書きなさい」のように与えられた書き出しから話を続けさせる“創作型”の2タイプです。前者は論理的に主張を構成する力、後者は物語を展開する想像力・構成力を見ています。求める力が別物なので、志望校がどちらの型かを早めに見極めることが対策の出発点になります。
「主張→理由→具体例→結論」の型に沿って、自分の意見をぶれずに展開する練習を反復します。賛否が分かれるテーマについて、両方の立場の論点と具体例をあらかじめストックしておくと、本番でどんなお題が来ても“中身”を出せます。英語力そのものより、論点を整理して説得力ある具体例で支える力で差がつくため、書く→添削→書き直しのループで型を体に入れることが近道です。
創作型は、与えられた一文(例:「リンゴが空から降ってきた朝、私は…」のような書き出し)から、A4で2ページほどの物語を一貫した筋で続けさせるものが見られます。対策は、起承転結や“場面→出来事→変化→結び”といった展開の骨組みを先に決めてから書く練習です。思いつきで書き始めると途中で破綻しがちなので、短い時間で構成をメモする習慣をつけ、限られた語数の中で一つの山場をつくる感覚を反復で身につけます。
論述型と創作型は求める力が別物なので、両方の型の学校を併願する場合は対策が二重になります。まず各志望校の過去問・出題例で「どちらの型か」を確認し、共通して鍛えられる土台(語彙・具体例のストック・時間内に構成をまとめる力)と、型ごとに分けて練習すべき部分を切り分けるのが効率的です。直前に慌てて両方を詰め込むより、早い段階で型を見極めて計画的に配分することをおすすめします。
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