南数塾
English資料・記事一覧へ
ホーム/資料・記事一覧

A-Level の成績・評価制度|A* の決まり方と AS/A2 の仕組み 2026

現ホームページの公開情報を掲載しています(取得日:2026-09-19)。公開元の情報を独立に保証するものではありません。入試・資格・料金などの最新条件は、公式機関またはご相談時にご確認ください。

ホーム›A-Level対策›成績・評価
A-LEVEL 攻略ガイド · 成績・評価

「A-Level で A* を取る」——その A* がどう決まるのかを正確に説明できる日本語の情報は、ほとんどありません。制度を知ることは、そのまま戦略になります。

A-Level の成績はフル A-Level で A*・A・B・C・D・E(不合格は U)、AS Level では a〜e で表されます。内申や平常点は一切関係なく、公開試験の素点だけで決まる完全実力主義。そして素点→成績の換算ライン(grade thresholds)は試験回ごとに変わります。この仕組みを理解しておくと、「どの Paper で何点積むか」という受験戦略が立てられるようになります。

成績の付き方 — 内申ゼロ・試験一発の完全実力主義

A-Level の成績は Cambridge などの試験ボードが実施する公開試験の得点のみで決まります。学校の授業態度・課題・平常点は一切反映されません。日本の調査書文化とは正反対の思想で、これは「学校の外(塾・独学)での積み上げがそのまま成績に直結する」ことも意味します。

  • フル A-Level:A*・A・B・C・D・E(下回ると U = ungraded)
  • AS Level:a・b・c・d・e(小文字表記)
  • 内申・平常点・出席は無関係 — 試験の素点がすべて
  • 科目ごとに独立して成績が付く(3〜4 科目の組み合わせで出願)

A* の決まり方 — AS には無く、A Level 全体で判定

A* は AS Level には存在せず、フル A-Level を完成させたときにのみ付きます。判定は特定の 1 Paper ではなく、その科目の全 Paper を合算した総合成績が基準です。したがって「A2 の Paper だけ頑張る」のではなく、AS 段階から高得点を積んでおくことが A* への最短経路になります。

  • A* は full A-Level のみ。AS の最高成績は a
  • 判定は科目全体の総合点ベース — AS の貯金が A* を左右する
  • 医学部・最難関大は A*A*A〜AAA を要求するのが相場(詳細は医学部ガイドへ)

Grade Thresholds — 合格ラインは毎回動く

素点→成績の換算ラインは試験回ごとに公表され、その回の難易度に応じて上下します。「A は何%取れば付きますか」に固定の答えは無く、あるのは各回の実績値だけです。過去問演習では、解いた回の thresholds に素点を当てて成績判定する習慣を付けてください。

  • ラインは科目×Paper×試験回ごとに公表される
  • 難しい回はラインが下がり、易しい回は上がる — 相対的な調整が入る
  • 過去問の自己採点は必ずその回の thresholds で成績換算する

受験回と再受験 — 年 2 回のチャンスをどう使うか

Cambridge の試験は多くの地域で年 2 回(5〜6 月と 10〜11 月)実施されます。成績に納得がいかなければ再受験が可能で、大学出願には最も良い成績を使えるのが一般的です。ただし出願スケジュールとの噛み合わせがあるため、「いつの回で完成させるか」から逆算した計画が必要です。

  • 主要な受験回:June series(5〜6 月)と November series(10〜11 月)
  • 再受験(retake)は可能 — ただし出願時期に間に合う回かを必ず確認
  • AS の成績を持ち越して A2 で完成させる運用が標準(規定の範囲内)
  • 結果発表:June 回は 8 月、November 回は 1 月が目安

日本の評定との違い — 大学出願での読まれ方

日本の評定平均が「学校内での 5 段階×平常点」なのに対し、A-Level は「世界共通の公開試験での絶対的な成績」です。海外大学は A*AA のような成績列で合否条件(オファー)を提示し、日本の大学の帰国生入試でも A-Level の成績証明は学力の客観証拠として重く読まれます。

  • 海外大学は conditional offer(例:A*AA を取れば合格)という形で条件提示する
  • 日本の帰国生入試では統一試験スコアとして評価される(大学により扱いは異なる)
  • 「学校の成績が良い」ではなく「試験ボードの成績表」が通貨になる

よくある質問

Q. A* は何%取れば付きますか?

固定の%はありません。素点→成績のライン(grade thresholds)は試験回ごとに難易度調整されて公表されます。過去の回の thresholds を見ると水準感はつかめますが、「この%なら確実」という固定値は存在しない、が正確な答えです。

Q. AS の成績が悪かったら、もう A* は無理ですか?

無理ではありません。AS 部分を再受験して積み直す選択肢がありますし、A* 判定は科目全体の総合点なので A2 での挽回も効きます。ただし AS の貯金がある方が圧倒的に楽なのは事実で、だからこそ AS 段階からの対策を推奨しています。

Q. 何科目取ればいいですか?

大学出願の標準は 3 科目(成績列 3 つでオファーが出る)です。最難関や特定の学部を狙う場合に 4 科目目や Further Mathematics を足すことがありますが、3 科目の質(A* の数)が 4 科目の量に勝るのが原則です。

Q. Cambridge と Edexcel で成績の価値は変わりますか?

大学出願上の価値は同等に扱われるのが原則です。ボードによって試験構成や実施時期に違いはありますが、「どちらのボードだから有利」ということは基本的にありません。通っている学校が採用しているボードで最善を尽くすのが正解です。

関連ページ

A-Level で医学部へ|必要成績の相場IGCSE から A-Level へ|Sixth Form 入学条件Predicted Grade シミュレーター

あわせて読みたい A-Level ガイド

過去問攻略

A-Level 過去問・マークスキーム攻略法

QP・MS・GT・ER の使い方、M1/A1/B1 など採点記号の読み方、答案の書き方まで。「過去問の回し方」を採点実務の目線で解説。

数学 9709

A-Level 数学(9709)Paper 別攻略

P1〜P6 の中身と組み合わせルール、Mechanics か Statistics 2 かの選択戦略、日本の数学との対応まで。数学塾の本丸ガイド。

化学 9701

A-Level 化学(9701)完全ガイド

医学部志望なら事実上必須の科目。Paper 構成・日本の高校化学との違い・AS/A2 の山場・実験系 Paper の対策まで、日本語で正面から解説。

日本の大学へ

A-Level で日本の大学に出願する

帰国生入試・総合型・英語学位プログラムでの A-Level の使われ方、受験回と出願時期の噛み合わせ、必要書類の考え方を整理。

A-LEVEL 対策コース

A-Level を、日本語で
最短距離の学びに変える

南数塾は 9709・9701・9700 の日英併記オリジナルテキストと実物過去問ベースの重要過去問集を持つ、マレーシア発のオンライン塾です。概念は日本語で最短理解、解答は英語の採点基準どおりに訓練——医学部・海外大学・日本の大学まで、進路設計ごと伴走します。

A-Level 対策トップへ 入試・進学の相談を申し込む

入塾をご検討の方の受講相談は無料、入塾以外の進路相談は有料です。進路相談(有料)について

元ページを確認する(外部)資料・記事一覧へ戻る →