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A-Level 化学 9701 完全ガイド|日本語で分かる試験構成と対策 2026

現ホームページの公開情報を掲載しています(取得日:2026-09-19)。公開元の情報を独立に保証するものではありません。入試・資格・料金などの最新条件は、公式機関またはご相談時にご確認ください。

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A-LEVEL 科目別ガイド · 化学 9701 · 9701

A-Level 化学は、医学部・薬学部・理系進学を目指すなら事実上避けて通れない科目。そして「英語で化学を学び直す」壁に、日本人生徒が最も苦しむ科目でもあります。

化学 9701 Paper 早見表
Paper内容時間配点
Paper 1Multiple Choice(AS)4択×40問。AS範囲全体から出題1時間15分40点
Paper 2AS Structured QuestionsAS範囲の記述式1時間15分60点
Paper 3Advanced Practical Skills実験実技。滴定・定性分析など2時間40点
Paper 4A Level Structured QuestionsA2範囲中心の記述式。最大の配点2時間100点
Paper 5Planning, Analysis and Evaluation実験計画・データ分析(筆記)1時間15分30点

AS のみなら Paper 1〜3、フル A-Level は Paper 1〜5 を受験します。※構成・配点は受験する年のシラバスで必ず確認してください。

Cambridge International A-Level 化学(syllabus code 9701)は、マレーシアをはじめ世界中のインター校・カレッジで開講される 2 年制の化学コースです。日本の高校化学と重なる内容も多い一方、「定義を英語の文言どおりに述べさせる」「試薬と反応条件をセットで問う」「実験の計画と評価が独立した Paper になっている」など、試験としての設計思想がまったく違います。日本の参考書の知識をそのまま持ち込むと、内容は分かっているのに得点にならない——これが日本人生徒の典型的なつまずき方です。

試験の構成 — AS と A2 の二段構え

A-Level 化学は 1 年目の AS(Paper 1・2・3)と 2 年目の A2(Paper 4・5)に分かれます。Paper 4 が 100 点と全体の最大配点で、AS 範囲も前提知識として容赦なく組み込まれます。つまり「AS の内容を A2 でも維持したまま上積みする」ことが構造的に要求されるコースです。

  • AS:Paper 1(MCQ 40点)+ Paper 2(記述 60点)+ Paper 3(実技 40点)
  • A2:Paper 4(記述 100点)+ Paper 5(実験計画・分析 30点)
  • Paper 4 は AS 範囲との融合問題が普通に出る=AS の貯金が切れると崩れる
  • AS だけで区切って資格化(AS Level)することも可能

日本の高校化学との違い — 知識より「作法」

内容レベルは日本の化学基礎+化学とかなり重なりますが、問われ方が違います。A-Level は「standard enthalpy change of formation の定義を述べよ」のように定義の文言そのものを書かせ、マークスキームの表現に沿わない答案は容赦なく削られます。また有機化学では「この変換に使う試薬と条件を書け」と、試薬+温度・触媒・還流などの条件をセットで暗記していることが前提になります。

  • 定義は「自分の言葉で説明」ではなく「規定の文言で正確に」が原則
  • 有機は reagent(試薬)と condition(条件)のペア暗記が必須
  • 計算は mol 概念中心で日本の入試より軽め。ただし全て英語で設問される
  • state / explain / suggest / deduce などの command word で要求水準が変わる

AS の山場 — 前半で決まる

AS 範囲では、原子構造・化学結合・エネルギー変化・平衡・酸化還元と、有機化学の基礎(アルカン〜カルボニル化合物)を扱います。特に化学結合と分子の形(VSEPR)、Hess の法則を使ったエネルギー計算、有機の官能基ごとの反応マップは、A2 まで使い続ける土台です。

  • 化学結合・分子の極性・分子間力 — MCQ の頻出ゾーン
  • エネルギー変化(Hess 図・結合エネルギー計算)
  • 化学平衡と Kc・Kp、酸と塩基の基礎
  • 有機基礎:官能基の識別・反応経路図を自分で描けるように

A2 の山場 — 計算と有機合成の総合力

A2 では熱力学(エントロピー・Gibbs エネルギー)、電気化学(標準電極電位)、緩衝液や溶解度積の計算、遷移金属、そして芳香族を含む有機合成へと進みます。Paper 4 では複数単元をまたぐ合成経路問題や、NMR・IR などのスペクトルから構造を決定する問題が定番です。

  • 電極電位 E° の符号処理と電池の起電力計算
  • 緩衝液の pH 計算・Ksp(溶解度積)— 医学部志望者の定番強化ポイント
  • 有機合成:多段階変換の経路設計(アミン・アゾ染料・ポリマーまで)
  • スペクトル解析(¹H NMR・¹³C NMR・IR・質量分析)で構造決定

Paper 3・Paper 5 — 「実験」は独立した試験科目

日本の入試と最も違うのがここです。Paper 3 は実際に器具を使う実技試験で、滴定の精度や定性分析の観察記録がそのまま得点になります。Paper 5 は筆記ですが、実験を「計画し、データを分析し、誤差を評価する」能力を問う独特の Paper で、対策なしで挑むと A* 候補の生徒でも崩れます。

  • Paper 3:滴定は「読みの一致(concordant titres)」まで含めて採点される
  • 観察の記述は色・沈殿・気体の変化を規定の英語表現で
  • Paper 5:変数の統制(independent / dependent / controlled variables)を明示する型がある
  • 誤差評価は percentage uncertainty の計算と「どの測定が最大誤差源か」の特定

勉強法 — past paper を軸に回す

A-Level は過去問(past papers)とマークスキーム(mark scheme)が公開されている試験です。テキストで単元を固めたら、トピック別に過去問を解き、マークスキームの文言と自分の答案を突き合わせる——このループを AS のうちから習慣にした生徒が、最終的に A* に届きます。

  • 単元学習 → トピック別過去問 → 通し演習 → 時間制限つき、の順で負荷を上げる
  • マークスキームの「採点される表現」をノート化する(定義・観察・説明の型)
  • Examiner Report(採点講評)で「みんながどこで落とすか」を先回りする
  • 直近数年分は直前期の模試用に取っておく
NANSU A-LEVEL SUPPORT

南数塾の A-Level 化学サポート

  • 9701 対応の日英併記オリジナルテキスト — 定義・専門用語を日本語の理解と英語の解答表現の両方で身につける
  • 実物過去問+公式マークスキーム準拠の「重要過去問集」で、採点される答案の型をトレーニング
  • 答案添削はマークスキーム文言と突き合わせて実施 — 「何点取れる答案か」を毎回可視化
  • 医学部志望者には化学×生物×UCAT まで一気通貫でサポート

よくある質問

Q. 日本の高校化学と A-Level 化学、どちらが難しいですか?

単純比較はできませんが、計算の複雑さは日本の難関大入試の方が上、暗記の厳密さ(定義の文言・試薬と条件のペア)と実験系の比重は A-Level の方が重い、というのが実感に近い比較です。日本の化学が得意でも、英語での解答の型を身につけないと得点にはなりません。

Q. 医学部に行くなら化学は必須ですか?

はい。イギリス・マレーシア・その他英語圏の医学部のほぼすべてが A-Level Chemistry を必須または事実上必須としています。生物と組み合わせて A*A〜AA を狙うのが医学部ルートの標準です。詳しくは A-Level 医学部ガイドをご覧ください。

Q. AS の成績だけで止めることはできますか?

できます。AS Level は独立した資格として成績(a〜e)が出ます。ただし大学出願でフル A-Level を求められる場合がほとんどなので、AS で止めるかどうかは進路と相談して決めるべきです。

Q. 日本語で学ぶ意味はありますか? 試験は英語ですよね?

あります。概念そのものは日本語で理解した方が速い生徒が大半です。南数塾の指導は「概念は日本語で最短理解 → 解答表現は英語の規定文言で訓練」の二段構えで、これが英語だけ・日本語だけの学習より速くて確実です。

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