| Paper | 内容 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| Paper 1 | Multiple Choice(AS)4択×40問 | 1時間15分 | 40点 |
| Paper 2 | AS Structured QuestionsAS範囲の記述式 | 1時間15分 | 60点 |
| Paper 3 | Advanced Practical Skills実験実技。顕微鏡・描画含む | 2時間 | 40点 |
| Paper 4 | A Level Structured QuestionsA2範囲中心。最大配点 | 2時間 | 100点 |
| Paper 5 | Planning, Analysis and Evaluation実験計画・統計処理(筆記) | 1時間15分 | 30点 |
AS のみなら Paper 1〜3、フル A-Level は Paper 1〜5 を受験します。※構成・配点は受験する年のシラバスで必ず確認してください。
Cambridge International A-Level 生物(syllabus code 9700)は、細胞生物学から遺伝子工学まで扱う 2 年制コースです。日本の高校生物と範囲はかなり重なりますが、試験は「知識を知っているか」より「未知の文脈に知識を適用できるか」を執拗に問うてきます。設問の半分近くは教科書に載っていない実験・データが題材で、そこに既習の原理を当てはめて英語で説明する力が得点力の正体です。
試験の構成 — 化学・物理と共通の 5 Paper 制
生物も化学・物理と同じく、AS(Paper 1〜3)+ A2(Paper 4・5)の構成です。Paper 4 が 100 点で最大配点、Paper 3 は顕微鏡観察やスケッチを含む実技、Paper 5 は実験計画と統計処理の筆記試験です。
- AS:Paper 1(MCQ 40点)+ Paper 2(記述 60点)+ Paper 3(実技 40点)
- A2:Paper 4(記述 100点)+ Paper 5(実験計画・分析 30点)
- Paper 3 では植物組織の顕微鏡描画・計算(倍率・実寸)が定番
- Paper 5 では t 検定・χ² 検定など統計の運用まで問われる
日本の生物との違い — 「暗記の先」が本体
日本の生物入試は知識の精密さを競う傾向がありますが、A-Level 生物は「この実験結果から何が言えるか」「なぜこの処理をするのか」と、科学的思考のプロセスを英語で記述させます。マークスキームには採点される論理のステップが列挙されており、キーワードを並べただけの答案は点になりません。
- 設問素材の多くが初見の実験・データ — 原理の適用力を試す設計
- explain 系の設問は「原因 → 機構 → 結果」の因果チェーンで書く型がある
- 用語は英語で正確に(例:osmosis の説明に water potential の語が必須、など)
- 日本の生物の知識貯金は活きる。ただし「英語の解答の型」への変換が必要
AS の山場 — 細胞・生体分子・輸送・免疫
AS 範囲は細胞構造、生体分子(タンパク質・炭水化物・脂質)、酵素、膜輸送、細胞分裂、遺伝情報、植物と哺乳類の輸送系、感染症と免疫。どれも A2 の土台であり、特に酵素反応速度と膜輸送は実験問題の常連です。
- 酵素:反応速度グラフの解釈と阻害剤(competitive / non-competitive)
- 膜輸送:water potential を使った浸透圧の説明は生物の「型」の代表
- 細胞分裂と染色体挙動 — 図示問題頻出
- 免疫:抗体・ワクチンの機構は時事と絡めた応用出題が多い
A2 の山場 — エネルギー・遺伝子・生態と統計
A2 では呼吸と光合成のエネルギー代謝、恒常性、神経と筋肉、遺伝学(連鎖・組換え・集団遺伝)、進化、生態系、そして遺伝子工学へ進みます。Paper 4 では複数単元を貫く長文記述、Paper 5 では実験デザインと統計検定の運用が問われます。
- 呼吸・光合成は段階ごとの場所・入出力を正確に(日本の生物より深掘りされる)
- 遺伝:χ² 検定で交配結果を検証する問題が定番
- Hardy–Weinberg の計算と適用条件
- 遺伝子工学:PCR・電気泳動・遺伝子治療 — 倫理を含む論述もあり
勉強法 — 「説明の型」を過去問で貯める
生物で A* を取る生徒は、マークスキームの採点ポイントを「説明の型」としてストックしています。同じ原理(浸透・酵素・免疫応答など)は文脈を変えて何度も出題されるため、過去問をトピック別に潰しながら、模範解答の論理ステップを自分の言葉で再現する練習が最短ルートです。
- トピック別過去問 → マークスキームの論理ステップをノート化
- describe と explain の書き分け(現象の記述 vs 機構の説明)を意識する
- Paper 5 対策は「変数・統制・信頼性・妥当性」の定型語彙を先に固める
- 図表の読み取りは毎日 1 問 — グラフ軸・単位・誤差バーへの注意を習慣化
南数塾の A-Level 生物サポート
- 9700 対応の日英併記オリジナルテキスト — 概念は日本語で最短理解、解答は英語の型で訓練
- 実物過去問ベースの重要過去問集で「説明の型」を体系的にストック
- χ²・t 検定など Paper 5 の統計は数学塾の強みでそのまま補強
- 医学部志望者は化学・UCAT 対策と一体でサポート
よくある質問
Q. 生物は暗記だけで A が取れますか?
取れません。知識の暗記は前提条件で、得点差がつくのは初見の実験・データに原理を適用して英語で説明する部分です。マークスキーム準拠の「説明の型」の練習が不可欠です。
Q. 医学部志望ですが、生物と物理のどちらを取るべきですか?
化学が必須である前提で、多くの医学部は生物を第2科目として推奨または要求します。物理でも出願できる大学はありますが、生物を取っておく方が選択肢は広く、入学後の解剖学・生理学にも直結します。志望国・大学の要件を必ず確認してください。
Q. 統計(χ² 検定など)が不安です。数学を取っていなくても大丈夫ですか?
Paper 5 の統計は手順化すれば得点源にできます。数学 9709 を取っていない生徒でも、検定の選び方と計算手順を型として身につければ十分対応できます。ここは数学塾である南数塾が最も補強しやすいポイントです。
Q. 日本の生物で得た知識は無駄になりますか?
なりません。内容の重なりは大きく、日本語で原理を理解していること自体は強力な貯金です。必要なのは「英語の設問文の読解」と「採点される英語表現への変換」で、南数塾はこの変換部分を集中的に訓練します。
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最短距離の学びに変える
南数塾は 9709・9701・9700 の日英併記オリジナルテキストと実物過去問ベースの重要過去問集を持つ、マレーシア発のオンライン塾です。概念は日本語で最短理解、解答は英語の採点基準どおりに訓練——医学部・海外大学・日本の大学まで、進路設計ごと伴走します。
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